箱根登山鉄道は14日、新型車両「3000形」を公開した。同鉄道の新型車両の導入は25年ぶり。赤系のカラーに彩られた車体には、箱根の景観を存分に楽しめるよう大型の窓が採用されている。運行開始は11月1日を予定。
車両デザインを担当したのは、小田急ロマンスカー「60000形」MSEや仏パリのポンピドゥーセンターなどを手掛けた世界的な建築家、岡部憲明氏。「伝統と現代性をあわせ持ち、箱根の風景に溶け込むデザイン」をコンセプトに車両を造り上げた。
外観は、箱根の四季にマッチする赤系のオリジナル色「バーミリオンはこね」をメインカラーに、登山電車としての力強さを表現するシルバーを前面と側面に配色。既存の「2000形」車両と連結した場合にも違和感のない色彩となっている。
長さ約11メートルある客室は、2つのエリアで構成。1つは、車両の前後に位置する展望ゾーンで、左右に設けられた高さ187.5センチの展望窓や運転席側の大型窓から景色が望める。もう1つのエリア、車両中央のクロスシートゾーンには、ボックス席が設けられ、高さ120センチの車窓を通し、山や川の様子が楽しめる。眺望を妨げることがないよう、つり革は中央寄りに配置され、荷棚は設けられていない。
定員は75人(座席36人、立席39人)、最高時速は55キロ。環境対策として、回生ブレーキも採用されている。
8月にはさらに1車両が完成し、今回公開された車両と1編成で運行する。9月から試験運転が始まり、営業運転は11月1日からを予定している。
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箱根登山鉄道、新型車両「3000形」公開=景観が楽しめる大型の窓を採用
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