御嶽山の噴火で、警察や消防、自衛隊は2日、いったん山頂付近で捜索活動を始めたものの、強い風雨や視界不良など条件は悪く、間もなく中止が決まった。
捜索に当たった陸上自衛隊第13普通科連隊の柿内慎治第3中隊長(36)によると、山頂へ向かう途中、9合目手前から雨になった。水分を含んだ灰で靴が重くなり、ゴーグルにもまとわり付き視界不良に。マスクもぬれて息苦しくなった。
横殴りの強い雨は、顔に当たると痛いほど。山頂付近はこれまでの捜索の中で最も風が強く、「体がふわっと浮くような感じ」で、その場でかがんで待機するしかなかったという。
山頂での滞在時間は30分ほどで、ほとんど捜索は不可能だった。柿内中隊長は「悔しい思いで下山した」と振り返った。
関東管区機動隊の浅岡真・長野中隊長(42)らは午前6時に登山口を出発し、2班に分かれ、登山道から幅を広げて不明者を捜索した。
登頂までの間、火山灰の混じった水蒸気が吹き付けるなどして、「雨がっぱにセメントを塗り付けたような状態」に。ぬかるんで足場が悪い場所もあり、視界が悪く、登山道での待機を強いられた。
浅岡隊長は「思うようにはかどらなかった。歯がゆい」と悔しさをにじませた。「家族の思いを背負っている」という思いの一方で、二次災害を出すことは許されない。「現場指揮官は判断を悩んでいる」と厳しい表情で話した。【防衛省提供】
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御嶽山捜索、強い風雨「体浮いた」=視界ゼロ、条件悪化で中止
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