東京電力は2月26日、廃炉への作業を進めている福島第1原発を時事通信に公開した。記者とカメラマンは防護服に半面マスク、ゴーグルなどを着用し、比較的放射線量の低いエリアをバスで巡回。水素爆発で大破した原子炉建屋の外観や、4号機内部、凍土遮水壁用の冷却設備などを取材した。
樹木が伐採されて汚染水用タンクが立ち並ぶ構内を通り、最初に向かったのは1~4号機が望める高台。放射線を遮る土嚢の上に2人がやっと立てる程度の展望台が設けられている。最も近い1号機からの距離は約100メートル。巡った場所で唯一放射線量が高く、東電担当者から、取材は短時間でと要請された。
凍土遮水壁用の冷却設備は、新設された建屋内にあり、円柱状の冷凍機が横向きで並んでいた。マイナス35度のフロンガスで特殊な溶液を急速冷却。配管で1~4号機建屋の周囲に送り、地中の凍結管で土壌を凍らす仕組みだ。
バスは、監視カメラが点在する敷地内を進み、燃料取り出し用カバーが取り付けられた4号機建屋の前に到着。使用済み燃料プールがある5階に足を踏み入れた。放射線量は毎時10マイクロシーベルト。少し濁ったプールの中には制御棒が一部残る。昨年12月に燃料1535体の取り出しを終えたが、その際に使った輸送容器「キャスク」がプール横に置かれたままとなっていた。
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福島第1原発、映像取材=事故から4年、続く汚染水対策
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