三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日午後3時50分、海外から初めて受注した商業衛星を搭載したH2Aロケット29号機を、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げた。衛星は約4時間半後にロケットから分離され、目標の軌道に投入される。
商業衛星は三菱重工が2013年9月、カナダの衛星運用大手テレサットから初めて受注した通信放送衛星「テルスター12V」で、高度約3万6000キロの静止軌道で運用される。
赤道直下で打ち上げる欧州のアリアン5ロケットなどと比べ、緯度の高い種子島を使うH2Aは静止衛星打ち上げの際、分離後に衛星が軌道に入るまでの燃料消費が多く、受注競争で不利になっていた。
29号機は打ち上げ後すぐに衛星を分離せず、ロケットの2段目エンジンを3回噴射して静止軌道により近い位置で衛星を分離することで、衛星の搭載燃料を節約する。三菱重工とJAXAは「弱点」を克服することで、商業衛星の受注拡大に弾みを付けたい考えだ。
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初の商業衛星打ち上げ=改良型H2Aロケットで
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