米歌手レディー・ガガが愛用するかかとのない靴「ヒールレス・シューズ」を制作するデザイナー・芸術家、舘鼻則孝氏の展覧会「面目と続行」が9日、旧細川侯爵邸の和敬塾本館(東京都文京区)で開催された。新作を含む約30点を展示。同氏の骨形で作り上げた黄金のガイコツや、電子たばこが組み込める現代版のキセルなどが披露された。
舘鼻氏は、東京都出身の30歳。東京芸大で染織を専攻し、卒業後にファッションブランド「NORITAKA TATEHANA」を立ち上げた。花魁(おいらん)が履く高げたをモチーフに制作したヒールレス・シューズがレディー・ガガ専属スタイリストの目に止まり、ガガの靴を手掛けることに。芸術家としても活躍し、その作品が著名な美術館、博物館に永久収蔵されるなど、世界的に高い評価を得ている。
作品は、和敬塾本館の洋室だけでなく、和室や通路、バルコニーにも飾られた。光り輝く真ちゅう製のガイコツと銀製のキセルが展示の目玉。ガイコツは、東日本大震災で覚えた恐怖がきっかけとなり、自分の死んだ姿をイメージして制作した。舘鼻氏本人のCTスキャンデータを基に3D化。完成までに3年を要し、毎月のように富山県高岡市の鋳物工房へ足を運んだという。
「空、風、火、水、地」の各要素をモチーフにデザインしたキセルは、日本たばこの電子たばこ「Ploom」を中に入れ、吸うことができる。5種類のキセルはそれぞれ対になる八角型の箱が用意され、漆と金が使用された鮮やかな加賀絵巻が周囲を彩る。箱を積み上げると1つの模様となり、エックス線撮影すると要素のデザインが浮かび上がるという仕掛けも組み込まれている。ガイコツ、キセルともに日本の伝統工芸技術を活用した作品だ。
このほか、舘鼻氏の代表作であるヒールレス・シューズや遊女のかんざしをイメージした彫刻、脚をかたどったオブジェなどを展示。趣のある洋館でのレイアウトは、作品の素晴らしさをより一層際立たせていた。
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ガガ靴デザイナー舘鼻氏、旧細川侯爵邸で個展=黄金ガイコツ、現代版キセル展示
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