国土交通省は16日、航空機の安全性をアピールするため、羽田空港の管制塔をはじめ、機体整備工場やフライトシミュレーターなど、日本の翼を支える施設を報道関係者に公開した。
空の安全を守る管制塔のセキュリティー、安全対策は万全だ。管制室に入るまでにIDチェックが複数回あり、最後には静脈認証が控える。地震対策では、地面と接する塔が揺れても同室への影響が抑えられる免震構造を採用。室内の撮影や携帯電話の持ち込みも禁止されている。
管制官は2人1チームとなり、東西南北の各方面を担当。航空機に発着や空港内の移動を指示し、風向きが変わると、4本ある滑走路の使用をダイナミックに変化させていく。統括責任者を含めて常時約15人が勤務。一日1200便の安全運航に努めている。
羽田空港の管制施設には、訓練用のシミュレーターも設置されている。羽田管制室からの視界360度を再現。1回1時間半に及ぶシナリオは30~40パターンあり、雪や濃霧の場面も用意されている。
全日空機体整備工場では、最大で10機が収容できる巨大格納庫を見学。1~2年ごとに実施される機体の点検・整備(C整備)が行われており、その作業内容や整備士資格なども説明された。日本航空のテクニカルセンターで公開されたフライトシミュレーターでは、米ボーイング社の737型機用のシミュレーターを使って、左エンジンが故障した状態での操縦や、濃霧の中を自動運転で着陸する訓練などが披露された。
国土交通省航空局の柿沼宏明課長補佐は、「航空機の安全について国民の皆さまからも関心が強い。航空機の安全がどのように守られているのか、理解を深めていただきたい」と話した。
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国交省、日本の翼を支える施設公開=管制塔、整備工場、フライトシミュレーター
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