英国がEU離脱を選択した。結果が伝えられるとリスク回避から外国為替市場で円が買われ、東京株式市場で株価が急落するなど市場は大混乱している。
50歳代以上の年齢層に多い離脱派には「ヒトの移動の自由を認めるEUに加盟しているから域内から大量の移民が押し寄せ、英国民の職を奪っている」などの感情的なEUへの反発があった。残留派はEUから離脱すれば経済に悪影響を及ぼすとして冷静な判断を求めたが、流れを押しとどめられなかった。
EUをめぐって分裂した国論を修復するのも容易ではない。残留派が多数のスコットランドで独立機運が再燃する可能性が高いほか、英国領北アイルランドの少数派カトリック系住民と支配層のプロテスタント系住民の対立問題にも影響を与えそうだ。
また、域内各国でEUに否定的な勢力をますます勢いづかせるのは必至。来年4-5月のフランス大統領選挙や9-10月のドイツの議会選挙にも影響を及ぼそう。結束の弱まったEUでは中東からの難民危機、ウクライナ問題などの防衛上の課題への機動的な対応もますます難しくなりそうだ。
一度遠心力が強まったEUが統合深化に向けて再び推進力を取り戻すのは簡単ではない。EUの先行きに不透明感が強まったことが、世界の政治・経済にとって一段の重石になるのは避けられそうにない。
映像素材の購入はこちらから https://www2.jiji.com/f/enq/form.php?pid=kiji
英、EU離脱へ=時事通信編集局専任局長が解説
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ