種苗業界大手の「タキイ種苗」(本社・京都市)は2日、トマトを通して食べ物の大切さを伝える食育授業「トマトの学校」を群馬県桐生市立新里北小学校で開催した。ご当地アイドル「AKAGIDAN」、同社開発担当者らがトマトに関する知識をはじめ、日本市場で7割以上のシェアを誇る人気品種「桃太郎トマト」の魅力などを講義。その味わいを引き立てる献立の調理実習も行われた。参加した児童は、「いろいろとトマトを知れて楽しかった。本当はトマトが嫌いだったけどおいしくなった」と目を輝かせていた。
授業は3、4時間目に行われ、小学5年生の25人が参加した。最初の時間はランチルームでの座学。タキイ種苗の桐野直樹氏が同社の取り組みなどを説明した後、AKAGIDANの6人が登場。クイズ形式でトマトにまつわることわざや栄養分などを紹介した。次に桃太郎トマトのタネ生産に携わる西垣慎一郎氏が登壇し、開発秘話やそのうま味の理由を披露した。
この後、児童らは熟した桃太郎を試食。座学の仕上げとして「桃太郎トマトマスター」の認定書がAKAGIDANからクラスの代表2人に手渡された。
4時間目は家庭科室に移動して、調理実習に挑戦。まず牛肉と玉ねぎを炒め、続いてくし型にカットした桃太郎をフライパンに投入。香ばしく出来上がった具を熱々のご飯の上にのせると、和風味のトマト牛丼が完成した。児童らはその味わいを入念に確認しながら、満面の笑みでほお張っていた。
クラス担任の川端成明教諭は、授業について、「専門の方が教えてくれると、体験を通して学びが深くなる」と話し、「この経験により、子どもたちの考え方や見方が変わってくれれば」と期待を寄せていた。
タキイ種苗はこうした食育授業を2013年に開始。各地に出向いて年に数回行い、これまでに約360人が受講した。10回目の開催となる今回は、トマトの生産が盛んな群馬県で桃太郎トマトを育てるなど、熱心に農作物の栽培に取り組む新里北小学校がトマトの学校に選ばれた。次回は来年2月、高知県での実施が予定されている。
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タキイ種苗、食育授業「トマトの学校」開催=人気の桃太郎紹介、ご当地アイドルも登場
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