南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊の日報が、対外的には廃棄したと説明した後も陸自内で保管されていた問題をめぐり、稲田朋美防衛相は16日、事実関係を調査するため防衛監察本部に特別防衛監察を行うよう命じた。
問題の日報は派遣部隊が昨年7月に作成。「戦闘」の表現が使われており、「停戦合意」などを参加条件にした「PKO5原則」が崩れたとの指摘を避けるため、隠蔽(いんぺい)したのではないかとして、野党から真相究明と防衛相の責任を追及する声が出ている。
陸自は昨年10月24日、派遣される部隊に対して、安保関連法に基づき付与される新任務「駆け付け警護」と宿営地共同防護の訓練を岩手山演習場(岩手県滝沢市)で、報道陣に公開。しかし、群衆に銃を構えるなど武器使用を想定した訓練は「手の内を明かすことになる」との理由で除外された。
南スーダンには現在、陸自第9師団(青森市)を主力とする11次隊が派遣され、道路整備などの活動を続けているが、政府は今月10日、5月末をめどに撤収させる方針を決めた。
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16年秋に公開された駆け付け警護訓練=軽装甲機動車から大音量の警告音
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