戦中・戦後の国民生活を今に伝える国立博物館「昭和館」(東京都千代田区)の常設展示室が13日にリニューアルされる。一般公開に先立ち12日、報道内覧会が開かれ、大幅に入れ替えた資料のほか、新設したコーナーなどが披露された。
常設展示室では、4万点を超える収蔵資料の中から、「母と子の戦中・戦後」をメーンテーマに約700点を展示し、昭和10~30(1935~55)年頃の暮らしなどを紹介している。
今回は、当時の様子をより身近に感じることができるように展示内容が変更された。防空壕(ごう)の体験コーナーでは、平面的に描かれた背景が、立体的に見えるトリックアートに変更され、従来からある爆撃機の飛行音や爆発の衝撃などと合わせ、空襲の恐ろしさを一層深刻に体感できるようになった。
国民服やもんぺなどを着て記念撮影できるコーナーにも、戦後の風景を写した背景画像が登場した。空爆の爪あとが生々しい銀座の街並みなどをバックに、タイムスリップしたかのような一枚をカメラに収めることができる。このほか、昭和25(1950)年頃まで使われた壁掛け電話機と400万台生産されたという卓上電話機(黒電話)の2台で、実際にダイヤルを回して呼び出し、通話できるコーナーも新設された。
入場料は大人300円、65歳以上270円、大学・高校生150円、小・中学生無料。開館時間は午前10時から午後5時半(毎週月曜日が休館)
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「昭和館」常設展示室リニューアル=防空壕や当時の電話機など体験コーナー充実
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