真冬の衆院選、十勝が区域の北海道11区。
地元で絶大な知名度を誇るブランド復活はなるのでしょうか。
迎え撃つ前職と割って入ろうとする第三極の熾烈な戦いが繰り広げられています。
「60数年続く保守王国、その中で私が戦う。この構図は全く変わっておりません。『大きな組織』対『草の根』、これがさらに際立つ選挙戦」(中道・前 石川香織候補)
中道改革連合の前職、石川香織候補。
4期目を目指す戦いです。
前回の衆院選までは立憲民主党。
今回は直前に結成された新党の中道改革連合から立候補しました。
「自分の所属しているところが変わるというのは、応援している人にきちんと説明をして、納得してもらった上でやらないといけない。石川香織がどういう政治家か、『これからも必要ですか』を問う選挙になる」(石川候補)
石川さんの支援者はどうとらえているのでしょうか。
「(政党が)合体したみたいだが私は人間的に香織さんを推したい。何党になっても香織さんを推す」(有権者)
「(2025年)石川知裕さんが亡くなった。今までは(夫婦)二人三脚で戦って来たから、香織さんは正念場だ」(有権者)
夫の石川知裕元衆院議員。
北海道11区で自民党の候補と激しい戦いを繰り広げ、衆院議員を3期務めました。
2017年、その後を継いだのが香織さんでした。
議員として、妻として、母として活躍してきた香織さん。
その最大の理解者だった知裕さんは2025年9月に、52歳の若さで亡くなりました。
「不撓不屈の男、石川知裕をここまで支えていただき、愛していただき本当にありがとうございました」(石川候補)
公示直前に行われた決起集会では、亡き夫への思いを口にしました。
「石川知裕と約束しました。『やり残したことは香織に託す』と。石川知裕の思いも背負いながら、石川香織の政治家としての真価が問われているそういう選挙。大変厳しい選挙戦ですけれども、もう一度皆さんに選んでいただけるように、全身全霊で頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いします」(石川候補)
議席を守ることはできるのでしょうか。
そこに立ちはだかるのが。
「十勝の力で日本を強くするんです。そのための仕事をさせていただきたい。十勝には可能性しかない。その可能性を芽吹かせるかどうかの選挙です」(自民・新 中川紘一候補)
自民党の新人、中川紘一候補です。
オランダ生まれの東京育ちですが、十勝で絶大な知名度を誇る「中川ブランド」の候補です。
その源流は1960年代から80年代にかけて活躍した中川一郎元衆院議員。
農林水産大臣などを務め、自民党総裁選にも立候補しました。
「総理・総裁候補としての第一声を、このニセコであげられたということは終生忘れない」(中川一郎元衆院議員)
敗れたものの北海道内では最も総理に近い存在と言われましたが、志半ばで急死。
後を継いだのが長男の中川昭一元衆院議員でした。
連続8回当選を重ね、経済産業大臣や財務大臣を歴任しましたが、2009年に56歳で急死。
妻の中川郁子元衆院議員が後を継ぎ、3期務めました。
しかし前回の選挙で落選しました。
「自民党の中川でございます。中川紘一でございます」(中川候補)
中川さんは昭一元衆院議員の甥で、一郎元衆院議員の孫にあたります。
「一郎じいさんの影響を受けたのが昭一おじさんであり、当然私はその2人から影響を受けています」
「頑張って紡いできたこの十勝地域、思いは継いでいきたいし、逆に十勝に育てていただいた中川でもあるので、恩返しという気持ちもあります」(中川候補)
祖父の一郎元衆院議員時代を知る支援者は、「王国復活」に期待を寄せています。
「われわれとも近しく話をしてくれた。政治家らしくない人で親しみやすかった」(有権者)
ホクレンの篠原末治会長が後援会会長を務め、農業界の支持を広げる方針です。
「十勝のため、日本のために死に物狂いで働きます。働かせてください」(中川候補)
「石川」と「中川」というブランドに挑むのが。
「まずやっていかなきゃいけないのは、消費税を段階的にゼロにしなきゃいけない。30年やったんですから、今この時点で消費税を見直しても何にも問題ない」(参政・新 宇都隆史候補)
参政党の新人、宇都隆史候補です。
鹿児島県出身で元自衛官。
2010年から自民党の参院議員を比例区で2期務めました。
菅内閣では外務副大臣を務めています。
2025年、自民党を離党し参政党に参加しました。
「もっともっと日本らしい歴史と文化と伝統と私たちの祖先が大切にしてきた誇らしい日本をつなげていきたい」(宇都候補)
宇都さんは第三極として無党派層の票の掘り起こしや比例での票の獲得を狙っています。
「一番は参政党全体を底上げをして比例を取らなきゃいけないというのがわれわれの戦い」(宇都候補)
三つ巴となった北海道11区。
中道・石川さんの4回連続当選か、自民・中川さんの「王国復活」か、それとも参政・宇都さんの第三極か。
投票日は2月8日です。
【衆院選北海道11区】石川・中川・宇都の三つ巴戦!亡き夫の思い、王国ブランド、第三極の挑戦…真冬の激戦の行方は?投票は2月8日<北海道十勝>
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