2025年、札幌ではこれまでに見たことも聞いたこともないような珍しい専門料理店が次々とオープンしています。
専門店が増えている背景には何があるのでしょうか。
飲食の専門店といえばカレー店やラーメン店などをイメージしますが…
「どんな専門店あるんでしょうかね。見てください!とろさば専門店」(狐野彩人アナウンサー)
豊平区で5月にオープンした「とろさば」の専門店「さばPlus」です。
「さばって聞いたんですけどクッキーとかプリンとか洋菓子置いてますね。あ、あっちでした」(狐野アナウンサー)
洋菓子店に併設したカウンター7席の小さなお店です。
「メニューを見ていきましょう。ごまとろさば飯、とろさば味噌煮、焼きとろさば…とろさばというのは一体なんなんですか?」(狐野アナウンサー)
「さばが持っている脂の率なんですけど、脂肪率が20~25%のさばを『とろさば」』と決めています」(さばPlus 伊藤けい子社長)
看板メニューは「ごまとろさば飯」です。
「脂がすごく上品」(狐野アナウンサー)
「そうなんですよ。トロっとした食感だと思うんですけど」(伊藤社長)
だし汁を加えることでお茶漬けのように食べることもできます。
味付けは独自で考えましたが、加工は工場にお願いしました。
そのため作業は最低限に抑えられ、1人で店を切り盛りしています。
「そんな大きいお店ではないので、さばに特化したお店で勝負しようと思いました」(伊藤社長)
「続いては北区にやってきました。これですね、Your Potato」(狐野アナウンサー)
「Your Potato」は10月、地下鉄北24条駅から徒歩3分の場所に開店したおいも料理の専門店です。
ポテトグラタンにお芋ラテなど、じゃがいも尽くし。
看板メニューは韓国で大人気の「カムジャパン」です。
見た目がじゃがいものようなパンで、小麦粉とタピオカ粉で作った皮の中にマッシュポテトを詰めてふかしました。
「マッシュポテト、おいもの甘さがありつつ塩加減が絶妙でおいしい」(狐野アナウンサー)
この店も仕込みから接客まで店長1人で営業。
じゃがいもは伊達産のきたあかりを契約農家から大量に仕入れています。
「元々ポテトが好きというのもあって、おいものカフェにしちゃおうという」(Your Potato 吉田隼人店長)
このほか札幌ではススキノで2月に冷麺の専門店、10月には東区で納豆巻きの専門店もオープンしました。
なぜ今、これまでになかったような専門店が増えているのでしょうか?
「何か1つに特化しているのは、一般の人にわかりやすい。その人がSNSの配信もしてくれるのでは」(ポロコ統括編集長 福崎里美さん)
「(Q:何で店を知ったんですか?)元々はインスタグラムですね」(客)
珍しい専門店は一般の人がSNSで発信しやすく、宣伝効果が見込めるといいます。
「人手不足もある中でオペレーションもしやすいんじゃないかなと思います」(福崎さん)
また1つの食材に特化したメニューを打ち出すことで作業効率が高まり、スタッフを配置しないで済むといいます。
「中に入れているもの(マッシュポテト)を他のメニューに使ったりする」(吉田店長)
「最後は私の職場UHBのすぐ近くにありますこちらのお店です。一体なんの専門店なのか、入っていきましょう」(狐野アナウンサー)
店は居酒屋のような雰囲気です。
「なんの専門店ですか?」(狐野アナウンサー)
「うちはですね、塩おにぎりの専門店です」(ヤマショウのごはん 高橋伸次社長)
塩おにぎりの専門店「ヤマショウのごはん」です。
ノリなし、具材なしの究極のシンプルメニューでした。
「お米おいしい。噛むほどに甘みがあって」(狐野彩人アナウンサー)
「蘭越町の『ななつぼし』を使っています」(高橋社長)
社長の高橋伸次さんは2年前まで後志の蘭越町役場に勤めていて、蘭越米のおいしさを知ってほしいとこのメニューで勝負しました。
味の違いを楽しんでもらえるように塩は2種類用意しています。
「友達が農家をやっていて、そんな高くないように価格交渉をした」(高橋社長)
米の価格が高騰する中、蘭越町での人脈を使ってコストを抑えました。
店ではおいしいと感じてくれた客のために米を購入することもできます。
「ぜひここに来てもらって蘭越を検索するとか、温泉に行くとか。そこで蘭越とつながってもらえば、これまたうれしい」(高橋社長)
珍しい専門店のオープンは2026年も続くのでしょうか。
【珍しい専門料理店なぜ増えた?】「とろさば」「おいも」に「塩おにぎり」…専門店の時代が到来_背景に”客のSNS配信”と”調理作業の効率”<札幌市>
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