25日も関東を中心に大雨に見舞われていますが、甚大な被害をもたらした台風19号襲来から26日で2週間を迎えます。
復旧に向けた作業が懸命に続く中、最も犠牲者が多かった福島県で現状と被災者が感じた備えのポイントを聞きました。
関東や東北地方などに甚大な被害を及ぼした台風19号。死者85人、行方不明者も7人にのぼっています。(FNNまとめ)中でも福島県では全体の3割を超える29人が死亡1人が行方不明です。
鎌田祐輔記者:「大規模な浸水被害を受けた本宮市内です。使えなくなったもの、災害ごみが山のように置かれています。そしてこちら、遥か上、2m30cmでしょうか、ここまで水が来たという痕が残っています」
7人が死亡した福島県本宮市。水の勢いは住民の想像を超えるものでした。
本宮市の市民:「予想外です、全然。あっという間に(水が)すーっと上がってきてしまったので、とりあえず2階にみんなで避難。それが精いっぱいです」「通りに出たら大洪水で、車はハンドルまで浸水していた。車に乗れないから歩いて避難した。(Q 水につかりながらの避難?)もう"がぼがぼ"で…」
2011年の東日本大震災を機に、この地域では防災へ備える意識が高い住民が多くいましたが、この大規模水害は想定を超えていました。
本宮市の市民:「5年持つ水や米は白米にせず保管していたが、それどころじゃない。(水が)床上まであがってしまって、お米を持ったらストン、ばらまいてしまった」
この70代の夫婦の家には、2mを超える水が押し寄せたため、こんな備えもしていました。
鎌田記者:「こちらのお宅では(以前)ボートを購入。ふくらました状態で万全の態勢を整えていました」
釣り用のボートを備えていたこの夫婦。妻は先に避難所へ向かい、いざ夫が避難を考えた時にもう一つの壁が立ちはだかりました。
70代の住民:「(夫は)犬がいたから逃げるに逃げられなかった。(犬が)ボートにおとなしく乗るか、避難所でおとなしくするるかわからない。(夫は)おれは大丈夫だからって頑張っていたけど、結局119番して助けてもらった」
一方、自宅2階での生活を続ける相馬市の清水さん夫婦は大切なものをなんとか守りました。
清水由紀子さん:「うちは早く車を避難させてたから車の被害はなかった」
清水英和さん:「市役所とかあっちの駐車場は高いのわかっていたから。ガソリンは東京が荒れたときに満タンにしていた」
北海道内でも2016年の8月、観測史上初めてとなる5つの台風が上陸、接近。わずか1か月の間に1年分の雨が降り甚大な被害に見舞われ、今後いつまた大雨が降ってもおかしくない状況です。
今回の台風で被災した住民に、大切だと思う備えを聞きました。
本宮市の市民:「わかんないですね。"食べるもの"と"水分"」「"現金"さえあればどこにいても食べられる」「(テレビは)命を守る行動ばかり。"こんなオーバーなこと言って"と思った。でもあまりにも言うから"逃げた"。(避難して)よかったです」
命を守る為に何ができるのか。改めて考える事が備えの一歩と言えそうです。
あすで台風19号襲来から2週間… 命を守るため 被災者が感じた水災害の"備え"とは? (19/10/25 18:52)
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