北海道八雲町である魚の養殖試験が始まりました。トラウトサーモンです。
これまでも陸上施設で淡水での養殖例はありましたが、海水での養殖の事業化は実現できていません。
新たな事情に挑んだ若手漁師たち。その背景にはある理由がありました。
先週青森県から八雲町に届いたのは、約1100匹のトラウトサーモンの稚魚です。 そのうちの300匹を噴火湾の漁師が育てることになります。
落部漁協 仙石一哉青年部会長:「ホタテだけじゃなくて、トラウトサーモンもあるとPRできればいい。海面養殖がうまくいったらすごいこと。夢はあるのかなって」
ホタテの大量死で苦む噴火湾の漁師たち。再起を図り、海面養殖事業の成功を目指します。
淡水で育てられた稚魚を約2時間かけて海水に慣らした後…。放流された稚魚は生けすを元気に泳ぎ回りました。
道内で進むサケ類の海面養殖。
まずは採卵した卵をふ化させ、ある程度の大きさまで成育させます。
通常の放流事業ではそのまま川に放流し、数年後に川に戻ってくるのを待ちますが、海面養殖では海に設置した生けすで育て、大きく成長した魚を水揚げします。
秋サケの記録的な不漁に苦しむ道東の根室市でも2019年、ベニザケの海面養殖試験を行いました。
中には目標を上回る1.3mまで成育した魚もおり、事業化にある程度の目途が立ちました。
トラウトサーモンの海面養殖は淡水での養殖に比べ、早く大きく成長するとみられ期待が高まっています。
オカムラ食品工業 養殖部 岡村大祐さん:「いろいろな場所で養殖することはすごく良いことだと思う。より応援しないとなってさせてくれる活気が漁師たちにあった」
町は、トラウトサーモンの養殖を事業化できるかを3年後に判断することにしています。
"海の異変" 若手漁師たちが新たな挑戦 トラウトサーモンの海面養殖が始まる 北海道八雲町 (19/12/16 19:27)
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