2018年の胆振東部地震で甚大な被害を受けた北海道厚真町。
家族も家も失い、新しい農地で一から米作りに取り組んだ男性が、2020年に向け新たな一歩を踏み出しています。
2018年の地震で土砂崩れが起こった厚真町では、復興に向けての工事が急ピッチで進められています。
厚真町 米農家 山本隆司さん:「いままで雪が降らなかったからね。もうちょっと暖かったからね。ちょっと晴れてきた」
厚真町幌内地区の米農家、山本隆司さん。2018年9月の地震で両親と妹を亡くしました。
家も田んぼも土砂で埋まり、新たな土地でひとりではじめた米作り。2019年10月に無事収穫を終えました。
厚真町 米農家 山本隆司さん:「地震で田んぼの面積は3分の1に減ってしまいましたけど、わずかな面積で作ったことによって震災前に戻ったような気持ちになります」
収穫した米は、2019年のうちに親戚やお世話になった仲間に配る予定だといいます。
何とかたどり着いた収穫。山本さんはJRの除雪作業をしながら2020年の農作業の準備をはじめていました。
厚真町 米農家 山本隆司さん:「ここは仮に寝泊まりしているところがあるので、もう1つ風呂に入ったりできる簡易的なものを2つあるプレハブの片方に作って」
山本さんが作業をしているのは。農地に建てるプレハブ小屋作り。住み慣れた幌内地区で生活したいと、不便さは覚悟の上で準備してきました。
厚真町 米農家 山本隆司さん:「ここが1番見晴らしがいいので、寂しくないのでいいかなと思っている」
さらに2棟のビニールハウス作りにも着手し、今後を見据えて進む山本さん。2020年は復興に向けた年と心に決めています。
厚真町 米農家 山本隆司さん:「3年~5年後に元も同じ広さの面積、同じ規模の農地が復旧するので、1人でもできるスタイルに改良していき、いろいろ工夫していって。来年はそのための準備期間だと思います」
一からの米作りに挑んだこの1年。2020年に向け、また新たな一歩を踏み出しています。
「震災前に戻った気持ち」胆振東部地震から再起を…来年のコメ作りに向け農家が決意 北海道 (19/12/25 19:20)
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