日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)が3月10日、新型コロナウイルスの感染拡大を理由にV2・2位のヴォレアス北海道とV1・10位のVC長野の入れ替え戦中止を決定しました。
ヴォレアスは今季19勝1敗。3月14、15日、日本製鉄堺体育館(大阪)で、無観客試合開催が決まっていましたが、今回の決定で消滅。憤りを隠せない運営会社は、拠点を置く北海道旭川市や周辺自治体とともに、大会の延期や特例措置などを求める要望書をVリーグに提出しました。
水面下で何があったのか、そして打開策はあるのか…。池田憲士郎社長に聞きました。
――中止の経緯は?
「チャレンジマッチ(入れ替え戦)中止は3月6日午後5時に電話でVリーグからありました。体育館がコロナウイルスの影響で開催できない、他の会場も当たってみたところ使えないので中止としましたと。
情報公開はストップしてほしいと依頼しました。発信されたら決定事項として進んでしまう。待ってください、ほかの方法も検討させてください。月曜日に協議させてくださいと。
しかし、月曜日にGMと朝一で東京に向かっていた最中、全チーム一斉メールで中止を知らされました。12時に公表しますと連絡を受けました。協議させてくださいと言ったさなかオープンになったのです。
ファイターズのオープン戦、大相撲も無観客で開催。東京マラソンもやりました。何でもかんでも中止でなく、限られた人数で行うのは間違ってはないと思う。バスケットボールのBリーグが無観客で開催。こうも数年で差が出てしまったのかなと感じました。
開催する前提でいろいろ模索して、結果として中止の判断はわれわれも納得します。納得できたか分からないけど、違うリアクションだったと思います。
リーグとのコミュニケーションや事前の説明、どの辺まで動いてくれたのか分からないまま中止です。
この1年間の活動、いや設立からいままで。ここにかける思い、時間、お金をついやしてきて、その成果を出せる場だと思っていました。
絶対V1に上がりたいではなく、努力をぶつける場でした。V1、V2、V3の昇格制度、バレーボール界全体のあり方に疑問を感じています」
――選手の受け止めは?
「選手はわれわれ以上にやるせない。そこを一番心配しています。参入からV1で勝って日本一になる目標に向けようやく最後の1試合だった。その機会を奪われた。彼らは来年がんばればいいという話ではないです。アスリートの1年は一般の10年ぐらい。現役は短いのです。
最高の状態を作って、それがかみ合ってチームの力になります。このタイミングは2度とない。本当につらいですよね」
――要望の内容は?
「詳細な説明をしてください。中止を撤回してください。開催をしてください。救済措置として、われわれを昇格させ11チームのリーグを検討してほしいです。あくまでもはやいジャッジの撤回、開催の検討。できない場合の昇格ですね。
われわれの努力、成果を認めてほしいです。早期に結論を出してほしい。Vリーグ機構の考えは結論は出てますよ、かもしれませんが、納得のいく説明をしてほしいです」
新型コロナで"入れ替え戦中止" 憤るヴォレアス社長「バレーボール界のあり方に疑問…納得いく説明を」 (20/03/12 14:20)
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