長引く商業施設などへの休業要請。しかし、支援金の金額は据え置かれたままです。
先が見通せない中、営業再開に踏み切らざるを得ない店舗が相次いでいます。感染防止のための様々な工夫も行われています。
鈴木知事:「今回1回限りの支給と認識してほしい」
5月6日まで休業要請に応じると、最大30万円の支援金が支給される予定でした。
しかし期間が15日まで延長。支給額は据え置かれ支給回数も変わりません。協力してきた事業者からは悲鳴が。
ネイルサロン スタッフ:「『15日まで伸ばさないと協力金は出ないんですか?』と聞いたら、『出ません』と…」
札幌市中央区のネイルサロンです。4月25日から休業していましたが、5月7日営業を再開しました。
ネイルサロン スタッフ:「12日間であれば、支援金で経営は大丈夫と思ったが、長引けば30万円支給されても補えるか不安で再開を決めた」
従業員は2人だけ。客1人に対して2時間以上かかるため1日7人が限界です。経営は決して楽ではありません。収入が途絶える他にも、休業が長引くことで常連客が離れてしまうのが心配です。
ネイルサロン スタッフ:「これ以上休業するのは厳しかった。こういう小さなサロンは、常連さんが大事なので」
こちらは札幌市北区の行列ができるラーメン店。4月25日から営業を自粛していました。
コクミンショクドウ 浅石 勝さん:「以前はびっしりと8~9人席に座り、奥にも6人くらい待っていた。他にも店内にずらりと行列ができていたが、もうそれはさすがに…」
カウンターだけでわずか9席。人気店ゆえに3密の状態になりやすかったのです。
コクミンショクドウ 浅石 勝さん:「店が発生源になったらもう人生終わりくらいのダメージになるので、営業を自粛した」
支援金で何とかしのごうとしましたが、期間の延長で先が見えなくなりました。
コクミンショクドウ 浅石 勝さん:「通帳の残高が減っていく。家賃などの固定費、従業員の給料もやはりちゃんと払いたい」
そこで8日から営業再開に踏み切ったのです。席をひとつ取り払い間隔をあけ、客同士を仕切る"ついたて"を設置しました。しかし、自粛を求める過剰な反応が心配だといいます。
コクミンショクドウ 浅石 勝さん:「営業中に石を投げられて、ガラスを割られないかちょっと心配してます。でも、やらないと自分たちの生活が行き詰まる」
釧路市でも、8日から営業を再開した飲食店があります。感染防止のために大胆な対策を取り入れました。
釧路倶楽部 店主:「勝手に『釧路倶楽部モデル』と呼んでいる」
専門家会議が提唱した新しい生活様式を実践するようなその対策とは?
4月20日から営業を自粛していた、釧路川に面した飲食店。8日、19日ぶりに営業を再開しました。再開にあたって感染防止のため大胆な対策を取り入れました。
釧路倶楽部 湯城 誠さん:「ソーシャルディスタンスを確保して、飛沫感染を防いでいくというイメージ」
44席を3分の1以下の14席に減らしました。また対面の席を取りやめ、全員が窓の方を向くようにレイアウトを変更したのです。
来店した人:「景色を眺めながら?」「最高です」
釧路倶楽部 湯城 誠さん:「コロナウイルスを短期で収束させるのが一番損害が少ない。それに向けて一致協力していけたら」
緊急事態宣言の期間が延長される中、何とか経済を回そうと様々な取り組みが行われています。
「残高減っていく…」休業延長要請に店主から悲鳴 "支援金の限界"感染対策考え再開する動きも (20/05/08 20:48)
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