絵本一筋41年!今年26周年を迎えた“絵本専門”の本屋
図書館の閉館や家で過ごす期間が長くなり、お子さんの絵本に困るご家庭も多いかと思います。
絵本一筋41年の絵本伝道師を訪ね、この時期子供に読み聞かせたい本を選んでいただきました。
札幌市手稲区新発寒。住宅街の中に、札幌で数件しかない絵本専門の本屋さんがあります。
この春26周年を迎えましたが、新型コロナ対策の影響でお客さんの姿は…
ちいさなえほんや ひだまり 青田 正徳さん:「1日1人か2人か…本当にさみしい状態が続いてますね…。誕生日に絵本を贈りたい、お爺ちゃん、お婆ちゃんも結構いますので、郵便で送ることも出来ますし、玄関で予約いただいた本を手渡すなど、店内に入らない形も考えてはいますので…」
青田正徳さんは、幼稚園や保育園などに絵本を販売する仕事を15年続けた後、26年前札幌で絵本専門の本屋さんになりました。
絵本一筋、実に41年!
ちいさなえほんや ひだまり 青田 正徳さん:「(開店当時)札幌で絵本専門店が潰れてしまったので、何とか一軒だけ残そうと喫茶店の一角を借りて始めたのが1994年です」
以来読み聞かせの会を多い時で年に30回ほど行いつつ、絵本の魅力を多くの子供やお母さんに伝えてきました。
青田さんは、世の中に不安が渦巻く今こそ子供たちに絵本が必要だと考えています。
ちいさなえほんや ひだまり 青田 正徳さん:「コロナに関していつまで続くんだろう、うつったらどうしよう?と不安を感じている時に、お父さんやお母さんの声で読み聞かせてもらうことで、すごく安定する精神的に。直接、生の声を聞くことで自分が愛されていると実感を持てると思うんです」
“絵本伝道師”がおすすめする「子どもに読み聞かせたい絵本」とは
ちいさなえほんや ひだまり 青田 正徳さん:「0歳から10歳までに読み聞かせを通して出会っていただきたい本を、私の絵本人生41年間で選び抜いた110冊になるんですよね。赤ちゃんからの本としては、ペンギンたいそうがお薦めです」
110冊から、さらに厳選した5冊を選んでいただきました。
【ぺんぎんたいそう】
ちいさなえほんや ひだまり 青田 正徳さん:「なかなか外にも思い切って出ていけないので、家の中でもちょっとした体操やったりして、体を動かすことで心もほぐれるかなあと…」
「ペンギン体操始めるよ。息を吸ってはいて~、ジャンプ! おしりをふって、またあした」
【もじもじこぶくん】
ちいさなえほんや ひだまり 青田 正徳さん:「ちょっと恥ずかしがり屋で、もじもじして言い出せない子に、こんなのがいいかなあと」
「こぶくんはアイスクリームを買いに行きました。でも恥ずかしがり屋なので、なかなか言い出せません。次々に先を越されてしまいます。兄のアリーちゃんの声を聞いて、勇気を持ったこぶくんはやっと大きな声が出ました。〝チョコアイスくださ~い、イチゴアイスくださ~い〟もう、もじもじしていませんでした。もじもじしていたら、アイスクリームは溶けてしまいますからね」
【キャベツくん】
シュールで、ナンセンスな笑いで食の大切さを伝える「キャベツくん」。
【森のいのち】
北海道芽室町在住の写真家が、森の生命のつながりを伝える写真絵本では、「森の散歩が楽しめるよ」という青田さん。
【ロバのシルベスターとまほうの小石】
魔法で石になった息子を、嘆き悲しむ両親が、息子を救い出す不朽の名作まで、全5冊を青田さんは推薦してくれました。
ちいさなえほんや ひだまり 青田 正徳さん:「(絵本には)大人も子供も楽しめて、前向きになれるような本がたくさんある。生きていていいんだよ~って事と、今生きていること自体は、色んな人達によって支えられていて。どんなに生きても、たった100年ですから。どれだけ豊かに、色んな人と出会わせて生きるか、喜びを見つける手掛かりがきっと絵本の中にはある」
●絵本一筋41年!青田正徳さんオススメの厳選5冊
〝0歳から10歳までに読み聞かせたい本110冊〟より
・『ぺんぎんたいそう』 作:斎藤槙 (福音館書店) 800円+税
・『もじもじこぶくん』 文:小野寺悦子 絵:きくちちき (福音館書店) 900円+税
・『キャベツくん』 作・絵:長新太 (文研出版) 1300円+税
・『森のいのち』 文・写真:小寺卓矢 (アリス館) 1400円+税
・『ロバのシルベスターとまほうの小石』
作・絵:ウィリアム・スタイグ 訳:せたていじ (評論社)1300円+税
●青田正徳さんオススメさらに11冊!
・『ぴたっ!』 作:よねづ ゆうすけ (講談社) 950円+税
・『もこもこもこ』 作:谷川俊太郎 絵:元永定正 (文研出版) 1300円+税
・『ぎょうざのひ』 作・絵:かとうまふみ (偕成社) 1000円+税
・『ちいさいおうち』 作・絵:バージニア・リー・バートン 訳:石井桃子 (岩波書店) 1700円+税
・『クマと少年』 作:あべ弘二 (ブロンズ新社) 1500円+税
・『しまふくろうのみずうみ』 作:手島圭三郎 (絵本塾出版) 1700円+税
・『王さまと九人のきょうだい』 訳:君島久子 絵:赤羽末吉 (岩波書店) 1200円+税
・『スーホーの白い馬』 作:大塚勇三 絵:赤羽末吉 (福音館書店)1400円+税
・『うまれるまえのおはなし』 絵・文:ひだのかな代 (ポエムピース) )1400円+税
・『アイヌネノアンアイヌ』 文:萱野茂 絵:飯島俊一 (福音館書店) )1300円+税
・『ナヌークの贈りもの』 文・写真:星野道夫 (小学館) )1400円+税
"おうちで読んでほしい絵本5冊"絵本の伝道師が厳選 コロナに負けず親子で「愛されてる実感を」 (20/05/09 12:00)
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