北海道札幌市では民間のタクシーが新型コロナウイルス感染した軽症者の病院搬送などに使われています。防護服に身を包み、搬送に従事する運転手の思いとは。
個人タクシー運転手・水野さん:「車の前に掲示するのが、このような物を掲示して病院に向かう」
真っ白な防護服に身を包んだ運転手。新型コロナウイルスに感染した軽症者などを搬送するジャンボタクシーです。
札幌市は4月21日から個人タクシー9台を借り上げ、軽症者や家族に感染者が出た濃厚接触者などをホテルや病院に搬送しています。業務にあたる運転手は、厳しい現状を目の当たりにしています。
個人タクシー運転手・水野さん:「とある高齢者施設の感染者のおじいちゃんは、最後降りる時に『迷惑かけてすまなかったね』と。おじいちゃんから言われると、どこにも出かけてなくて何も悪いこしてないのに、切なくて涙が出てきました」
搬送は、1日午前と午後の2回、1回につき2時間から3時間かかります。車内は感染防止対策が徹底されています。
個人タクシー運転手・水野さん:「上にポールを1本通して ビニールシートを張り付けている。運転席と客室側の全く空気の行き来がない」
搬送中、運転手は防護服にマスク、ゴーグルと手袋を着用。飲食やトイレに行くことはできません。さらに…。
個人タクシー運転手・水野さん:「半分は札幌市内のビジネスホテル、半分は自宅に帰る。家族内の会話はしないようにしている。用事があると、電話とか手紙でやり取りしている」
高齢の両親に万が一にも感染させたくない。そのため、なるべく自宅に帰らないようにしているといいます。
個人タクシー運転手・水野さん:「皆さん、人ごとのように考えないで、自分自身でできること、手指消毒や外出しないなど、この仕事に従事してひしひし感じている」
こうした人たちの覚悟と行動が、医療体制を支えています。
「切なくて涙が…」真っ白な防護服に身を包む個人タクシー運転手 "新型コロナ"軽症者などを搬送 (20/05/15 19:15)
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