北海道札幌市北区の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」。施設内で診察をした医師が状況を語り、介護崩壊が起こっていたことを明らかにしました。
これは先週末に「茨戸アカシアハイツ」の施設内で撮影された動画です。
約1か月ぶりに入浴が始まり、食事も2食から3食に戻りました。
この施設で入所者と職員合わせた92人が新型コロナウイルスに感染し、11人が施設で亡くなりました。
医療支援のため5月2日に施設内に入り、診察をした大友宣医師です。
支援に入った大友 宣 医師:「ちょっと絶望的でどうしたらいいかわからず、めまいと息苦しさで動けなくなった」
なぜ11人が病院に搬送されず、施設内で亡くなってしまったのか。
大友医師は新型コロナウイルス特有の病状の進行の速さをあげます。
支援に入った大友 宣 医師:「きのうまで元気に食事をとっている人が、数時間のうちにすごく具合が悪くなり亡くなってしまう状況があった」
5月8日からは災害時などに派遣されるDMATの医師の支援が始まるなど医療態勢は改善が進みました。
しかし介護士の半数以上離脱し、現場は介護崩壊が起こっていました。
支援に入った大友 宣 医師:「そこで働いている介護士はほとんど家に帰れず、車の中に泊っていたり、風呂に入れてなかった」
運営法人では現在も介護士を募集していますが、十分な数が集まっていないといいます。
支援に入った大友 宣 医師:「これが起こらないようにどのような対策を立てられるかは、札幌市や私たちが考えていかないといけないと思う」
介護と医療の両立…。
茨戸アカシアハイツだけではなく、どこの施設でも起こりえる問題として早急な対策が必要です。
「絶望的でどうしたらいいかわからず…」医師が見たコロナで"介護崩壊" 日常戻るも介護士不足続く現場 (20/06/01 19:03)
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