新型コロナウイルスに感染するリスクを避けるため、医療機関の受診を控える人が増えています。治療が遅れれば命に係わる事態になりかねないケースも。命を守るため感染対策を徹底する医療現場を取材しました。
北海道大学病院。年間のべ59万人が受診する、北海道を代表する医療機関です。この北大病院で深刻な問題が発生していました。
北海道大学病院 秋田 弘俊 病院長:「病院に行くと、新型コロナウイルス感染の心配があり、受診控えにより患者の数が減っている」
不特定多数が集まる病院に行くことで感染リスクが高まると、受診を控える人が増えているのです。北大病院の2020年5月の初診患者数は754人。2019年と比べ約4割減少しました。
北海道大学病院 秋田 弘俊 院長:「がんのような病気だと病状が進行してしまって、本来であれば手術で治るものが進行し、手術で治せないことが発生する可能性がある」
受診を控えることで病気の発見が遅れ、治療が遅れるケースが出るかもしれないというのです。命を守るために必要な対策とは?
新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため、医療機関を受診を控える人が増えています。
2020年5月の初診患者数が、2019年と比べ4割も減った北海道大学病院。出産を控えた女性が通院する産科では…。
通院する人:「(不安が)ないといえばうそになる。心配はあった。胎児のことが心配だったので、不安がありながら通院した」
受診控えを防ぐために、病院では様々な対策を取っています。診察の際は医師と患者の距離を十分に取り、飛沫感染を防ぐための仕切りを設けました。さらに…。
鎌田 祐輔 記者:「機械の扉を開けると空気を吸い込む構造になっています。ここでPCR検査の唾液採取をすることで、飛沫が飛ばないようになっています」
手術を控えた患者や出産直前の妊婦へのPCR検査で、感染拡大の危険性を除去しています。こうした対策によって出産の現場も通常の状態に戻りつつあります。
北海道大学病院 産科 馬詰 武 医師:マスクやフェイスガードしての出産はちょっと普通ではない。PCR検査で陰性なら会話ができ、笑顔を見られる。出産の現場が普通に戻り始めた」
患者の不安も解消されてきました。
通院する人:「何か症状があったら違う個室で診察してくれて、感染対策していると思っていた」
医療機関は様々な対策を取っています。体に異変を感じたら、ためらわずに受診しましょう。
"受診控え"で患者約4割減の実態も…感染対策進める医療現場「異変感じたら受診を」#コロナとどう暮らす (20/07/27 19:30)
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