マスクの着用を巡る航空機内のトラブルが相次いでいます。9月7日、釧路空港発の便が臨時着陸して客を降ろしたのに続き、9月12日は奥尻空港でマスクをつけていなかった客が機内から降ろされました。一体、何が起こっているのでしょうか?
客室乗務員:「マスクを着用いただけなく、乗務員の指示に従ってもらえないので、恐れ入りますが降機いただけますか」
降ろされた男性:「マスクをしないから降ろすということなのね?」
客室乗務員:「他のお客様の安全を守れないという判断から…」
9月12日、北海道エアシステムの奥尻発・函館行きの便で離陸前に機内で交わされたやりとりです。マスクを着けずに搭乗した男性に客室乗務員が着用を求めました。
しかし男性は…。
降ろされた男性:「『義務ですか?』と聞いたら、『義務ではない』ということなので『ではつけません』と」
男性は福岡県から観光で奥尻島を訪れていて、その帰路での出来事でした。
降ろされた男性:「何度かしつこく『マスクの着用をお願いします』と言われたが、『つけませんから、離陸の準備をしてください』と」
北海道エアシステムによりますと、客室乗務員がマスクを付けない理由を尋ねたところ答えなかったため、機長が安全阻害行為に当たると判断。
航空法に基づき飛行機を降りるよう指示し男性も命令に従いました。飛行機は定刻より約30分遅れて出発しました。
なぜマスクをつけなかったのでしょうか?男性が語ったその理由とは?
客室乗務員:「マスクを着用いただけなく、乗務員の指示に従っていただけないので、恐れ入りますが降機いただけますか」
降ろされた男性:「はい」
9月12日、マスク着用を拒否し奥尻空港で飛行機を降ろされた男性。なぜマスクをつけなかったのでしょうか?
降ろされた男性:「マスクをすると呼吸が苦しくなったり、以前乗った時に気を失い目の前が真っ白になったことがある」
男性は、以前マスクを着用したことで体調を崩したことがあったといいます。客室乗務員にマスクを拒否する理由を聞かれた時答えなかった理由は…。
降ろされた男性:「他の乗客もいるし、友人にも知られたくないので、言う必要はないかと思った。(HACグループの)JALには1度病気のことを伝えて、それ以降は(情報を)社内で引き継いでもらっていて、先月乗った時は特に何も言われずに乗って、大丈夫かなと」
男性は諦めてマスクを着用し機内に留まる意思も示しましたが、その直後降りることを命令する書類が手渡されました。威圧的な態度は取らず冷静にやり取りをしたといいます。
今回のトラブルを受け街の人は…。
街の人:「大勢の人がいる時はマスクをした方がいいのでは。乗務員の要請は良いと思う」
街の人:「それは、ひどい。法律で決められていないのに降ろすのは変だと思う」
街の人:「自分だったら(理由を)きっちり説明したと思う」
相次ぐマスク着用を巡る航空機でのトラブル。背景には何があるのでしょうか?社会心理学の専門家に聞きました。
北海道大学 竹澤 正哲 准教授:「マスクをつけることは個人の判断ではなく、社会からの要請・ルールだと考える認識が広がったことが背景にあるのではないか。マスクを着けるのが当たり前ではなく、なぜマスクをつけなければならないのか、乗務員側もつけたくない側もきちんと丁寧に説明。双方がきちんと説明することが必要だったのではないか」
マスク着用を巡るトラブル。今後も増えるのでしょうか?
相次ぐ航空機での"マスク着用拒否"のトラブル…「要請&拒否」双方の理由説明の必要性を指摘する声も (20/09/14 19:30)
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