9月15日、札幌市中央区の狸小路商店街のラーメン店で起きた火事。従業員らは引火したラードに2度にわたり水をかけていたことがわかりました。
本田祐里佳記者:「午前10時すぎ、警察や消防が現場検証に入りました。発災から1日が経過しましたが、未だ焦げ臭いにおいがたちこめています」
この火事は15日、札幌市中央区・狸小路4丁目にあるラーメン店から出火し、ラーメン店が入る建物が焼け、1人がけがをしたものです。
警察などは9月16日、現場検証を行いました。これまでの調べによりますと、出火当時、店では鍋に入れたラードを火にかけていましたが、従業員がトイレに行っている間にラードに引火したということです。
従業員が火を消そうとコップ1杯ほどの水をかけましたが消えなかったため、別の従業員がさらに大量の水をかけたところ、燃え広がったことが新たにわかりました。
警察や消防は、2度にわたり油に水をかけた事で、火の勢いが増したとみて、詳しく調べています。
<スタジオ解説>
今回の火事は、ラードに引火した火を、水で消そうとしたことが、事態の悪化を招いてしまいました。
油に引火した時、水をかける行為は非常に危険なんです。
これは引火した天ぷら鍋に水をかけた映像です。水がかかった瞬間、爆発的に炎の勢いが増しているのがわかります。
では、こうした天ぷら鍋に引火したというようなケースはどうしたらいいのか。消防署によりますと、やはり消火器で消すことが一番ということです。
消火器がない場合は、濡れたふきんや布などをかぶせたり、大きなフタをかぶせたりして消す手段もあります。
ただ大きな炎を目の前にしてヤケドをしないように冷静に対処するというのは結構難しいかもしれません。
ということで最近では、鍋に投げ入れるタイプの消火剤もあるんです。燃えた天ぷら鍋にポイと入れるだけで、火が消えてくれるという優れモノなんです。
ホームセンターなどで売っているので、心配な方はぜひ準備しておいてください。
そのほか、マヨネーズを入れると消えるという話を聞いた人もいるかもしれません。確かに消えることもあるそうですが、消防署としては推奨はしないそうです。やはり消火器や消火剤をきちんと準備してほしいと呼びかけています。
UHBが行ったアンケートでは、4%近くの人が「天ぷら鍋が燃えたら水をかける」と答えているので、絶対に油の引火には水はかけないようにしてください。
(実験映像提供 札幌市消防科学研究所)
(実験映像提供 ファイテック)
人気ラーメン店火災「燃えたラードに水を2回かけた」…引火した油に水をかけるとこんなに危険!消火方法は (20/09/16 19:30)
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