今や必需品と言える新型コロナウイルスの感染防止グッズですが、業種を超えた多くの企業が開発に乗り出しています。
ありそうでなかった便利グッズが今後、街角に増えていきそうです。
今やスーパーなど至る所に常備されている消毒用アルコール。最近では足踏み式の消毒液スタンドも少しずつ見かけるようになりました。
利用者:「とても便利だと思う。両手がふさがっていたらどうしたらいいのかわからない」
利用者:「使いやすい。他人の触れたところを触らなくていい」
直接ボトルに触れずにペダルを足で踏むだけで消毒ができるというこちらの商品。その名も「フム噴霧」。
開発・製造したのは、札幌で創業90年のステンレス加工会社です。
主に流し台やタンクなどのステンレス製品を手掛けていますが、コロナ禍で自分たちの技術を活かした商品を作れないかと考えました。
樋口 開発部 柴田 康 部長:「色々今までやってきた中でノウハウを少しずつ生かして今回作った。見た目も清潔感もあるし、汚れても拭けば元通りなのでステンレスはよいと思う。色々なところで喜ばれている」
市町村の保健所や商業施設などから続々と注文を受けていて、すでに500台近くを全道に出荷しているということです。
樋口 第二営業部 高橋 慎一 課長:「どんなボトルにも対応できるように、高さ調整ができるようになっています」
もともと兼ね備えた技術を生かして感染対策に役立つものを作る企業が道内で増えています。このうち、老舗酒蔵が取り組み始めた新たな領域とは…。
老舗酒造会社も乗り出した"コロナ対策"の商品開発
創業121年、小樽市の老舗酒蔵「田中酒造」。北海道産米にこだわった酒作りを行っていて、酒蔵見学もでき観光客からも人気を集めていました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で売り上げは激減し、4月からは毎週行っていた酒作りを月に1回へ減らすことに。
田中酒造 奈良 大輔さん:「お酒を造るために使っていた米も余ってしまう状況になってしまってそれをうまく使えないか、田中酒造の技術をうまく使って何かできないかということで消毒用のアルコールを作ることになった」
その頃、消毒用アルコールがひっ迫していたことなどもあり、消毒に使えるアルコール度数の高い酒を作ることにしました。
通常こちらで作る日本酒のアルコール度数は18~19%ですが、消毒用にするには蒸留器で2回煮立たせて70%まで高めます。
こうして出来上がったのがこちら。北海道産の酒米を100%の贅沢な消毒用アルコールです。
新崎真倫 記者:「すごい!ほんのり米の香りが。やさしい香りがしますね。手にスーッとなじんでいい感じです」
酒造りと同じように一つ一つ丁寧に作られています。
田中酒造 奈良 大輔さん:「手間暇かけて皆さんに使っていただける、アルコールを使って消毒できるようなものを形として残したいという思いがあった」
これまで積み重ねてきた技術を活かして、新たな分野を開拓していく企業も、このさき増えていくかもしれません。
本格派&手使わず利用できる消毒液も…業種超え開発進む"コロナ対策商品"に熱視線 #コロナとどう暮らす (20/09/20 12:00)
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