核のごみの最終処分場選定をめぐって、10月2日大きな動きがありました。
北海道神恵内村の村議会は、2日の委員会で調査への応募検討を求める請願を採択しました。
本間 俊介 神恵内村議会 委員長:「請願を採択することに決定しました。文献調査の実施に向け、前向きに取り組んでいきたい」
神恵内村議会の委員会は2日、村の商工会から出されていた核のごみの最終処分場選定に関する請願を採択しました。
これを受けて高橋村長は、早ければ来週にも臨時村議会を招集し、請願は正式に採択される見通しです。
土門 昌幸 神恵内村議:「私は反対です。基本的に住民の声をしっかり聞いていない」
田中 正浩 神恵内村議:「歴史の1ページが変わると思う。賛成に手を挙げたとはっきり断言する」
委員会では拙速ではないかとの反対意見も出ましたが、過半数を超える5人の村議が調査応募に賛成しました。
神恵内村では9月26日から、国とNUMOによる住民説明会が開かれ、村民の3割にあたる約270人が参加。
参加者からは、調査の応募に理解を示す意見が相次いでいました。
2日の議会の決定について村の人は。
村民:「反対だけど、議会が採択して反対できる立場にない。半分あきらめモード」
村民:「寿都町のように反対する必要はない。(採択は)次に進むんだなと思っている」
議会の意思を尊重したいとしてきた高橋村長。
2日も意見を述べることは避けました。
高橋 昌幸 神恵内村長:「見てわかるとおり重圧を感じている。決断すべき時は決断します」
議会が事実上、応募決定の流れを作るなか、村長はいつ意思を表明するのか注目されます。
道内で相次ぐ動きに梶山経済産業大臣は。
梶山 弘志 経産相:「地域でどのように合意を形成を図るかは、町の意向を尊重したい」
調査応募を求める請願が出て、約1か月での判断を冷静に受け止める村民もいますが、「応募」となれば北海道全体での議論も沸き起こるかもしれません。
請願採択の流れに北海道知事は
この動きを北海道の鈴木知事もコメントしました。
鈴木 直道 知事:「条例を順守して理解してもらいたい。その努力を続けたい。まだ村長は決断していないと思う。村長からは意見があれば伺うとのお話をもらっている。具体的な対応を速やかに検討し実行していきたい」
鈴木知事の核のごみを巡る発言です。
・8月18日:寿都町の検討の動きが出た際
「ほほを札束でたたく方法、1か月ほどでの判断は拙速」
・10月2日:神恵内村で請願が採択された際
「条例順守をしてもらうべく努力、具体的な対応を検討・実行へ」
北海道議会や国の反発を受けたことも影響したのか、ややトーンダウンした印象も受けます。
寿都町が応募決断を表明するのは10月8日、神恵内村も10月5日の週に議会で正式に採択することになり、北海道の未来を決める重要な局面を迎えます。
"核のごみ"請願を採択…神恵内村議会が調査応募へ「歴史的1ページ」鈴木知事「対応を速やかに検討」 (20/10/02 19:50)
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