応募決定は全国2例目。"核のごみ"処分場をめぐる問題は新たな段階へ進みました。
北海道寿都町の片岡町長は10月8日、最終処分場建設の第一段階となる「文研調査」への応募を正式に表明しました。
町の賛否が二分される中、会見では片岡流の「肌感覚で賛成が上回っている」と最後まで強気を貫く姿勢は、応募決定を表明した会見にも現れていました。
片岡 春雄 寿都町長:「住民説明会、産業団体の説明会も終わり、私の判断として文献調査の応募を本日決意をさせていただきました」
寿都町の片岡町長は、核のごみをめぐる文献調査への応募を正式に表明しました。
応募に至った最大の理由とは…
片岡 春雄 寿都町長:「エネルギー勉強会とコロナの危機を総合的に判断、国の"核のごみ"の議論が進まない。一石を投じる、いまが一番のタイミング」
文献調査を巡っては、応募に反対する住民が住民投票を求めて署名活動を行うなど町を二分する問題となっていました。
片岡 春雄 寿都町長:「やはり賛成・反対がどんどんエスカレートしていくと溝になっていく。だから私は(応募を)急がないといけないと判断をした。私の肌感覚は私の判断は間違ってないし、住民投票は現時点で必要ない」
こうした中10月8日未明、寿都町内の片岡町長の自宅で窓ガラスが割れ、網戸などが燃える不審火がありました。
片岡 春雄 寿都町長:「きょう火炎瓶を私の自宅に投げられました。このような訴えの仕方は絶対許してはいけない」
警察では、火炎瓶のようなものが投げ込まれた可能性があるとみて捜査していましたが、町内に住む男性が関与した疑いが強まり、現在任意で事情を聴いていて、容疑が固まり次第逮捕する方針です。
被害の影響をみじんも見せず、調査応募の意思を貫き通した片岡町長。
町の人の反応は…
町民:「自分にとっては最高の喜び。いい判断した」
町民:「廃棄物を寿都にもってきて地下に埋め込むのは反対」
町民の賛否が分かれ課題を抱えつつも、片岡町長はすでに次のステップを見据えています。
片岡 春雄 寿都町長:「改めて緊張感が強い。真面目に丁寧に勉強しないといけない」
動き出した核のごみ問題。片岡町長はさっそく東京に向かい、9日国に直接文献調査の申請を行う予定です。
「肌感覚 判断は間違っていない」全国2例目"核のごみ"文献調査応募へ…賛否渦巻くなか寿都町長が決断 (20/10/08 19:40)
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