"核のごみ"最終処分場建設の第一段階としての文献調査応募を10月8日に表明した北海道寿都町の片岡町長。
「自らの手で直接申し込みたい」と強調し、9日東京で文献調査に正式に応募しました。
Q.歴史の転換点になる?
片岡 春雄 寿都町長:「(手渡しに行くのは)最初で最後だ。うちの例が」
10月8日の応募表明後、すぐさま東京へ向かった片岡町長。
自らの手で応募書類を手渡したい…。
10月9日朝、NUMO(原子力発電環境整備機構)を訪れた片岡町長は、初めてのネクタイ姿でした。
片岡 春雄 寿都町長:「これからしっかり対話、勉強していかないと。(応募は)入学手続きのようなものだ」
文献調査への応募を「入学手続き」と、いつもの片岡節で表現。
そして10月9日午前10時過ぎ...。
片岡 春雄 寿都町長:「文献調査に応募します」
片岡町長自らの手で書類を提出するという思いを果たしました。
NUMO(原子力発電環境整備機構) 近藤 駿介 理事長:「丁寧な議論を町のみなさんと進められて、心から御礼申し上げます」
応募書類を提出した足で、経済産業省に向かった片岡町長。
梶山弘志経済産業相に、応募を報告しました。
梶山 経産相:「町長から日本の議論の喚起をしていただいたこと、うれしく思うし感謝申し上げる。丁寧に町の意向を聞きながら対応していきたい」
片岡 春雄 寿都町長:「(核のごみの)議論が進んでいなかったのが現実。そこに私は一石を投じたい。この対話の場が全国に広がってほしい」
Q.誘致したいわけじゃない?
片岡 春雄 寿都町長:「先ほど言ったように、順を追って議論していくべき。焦る必要はない」
改めて応募への意義を強調した片岡町長ですが、最終処分場建設については回答を避けました。
町民からあがる「賛否の声」
木村 洋太 記者:「片岡町長の表明から一夜明けましたが、町民の間からはさまざまな思いが聞こえてきています」
反対派の寿都町住民:「率直にもうやっちゃったんだなと。これでもう引き返せない」
賛成派の寿都町住民:「過疎のこと考えたら、仕方がないかなと思っている。自分たちの目の前に、何も保障されない原発が見ているのと同じだと思うよ」
反対派の寿都町住民:「住民投票やってくれればみんな納得する。それもやらないで、そそくさと行く町長の姿は情けない」
地元での遺恨は、残されたままです。
経産省によりますと、文献調査に関心を示す自治体は複数あるということです。
国が2017年に示した「科学的特性マップ」では、神恵内村は大半が「不適地」、寿都町は「適地」とする範囲が広い。
「文献調査」で何が始まるのか…
文献調査で行うことは以下の通り。
【机上調査】(交付金最大20億円)
・現地作業は行わない
活断層: 将来的に分岐したり伸びたりしないか
火 山: 噴出物の広がり方
地下鉱物:将来的な掘削の可能性はないのか
→調査の結果「不適地」となる可能性もある
NUMOは早ければ11月にも調査を始めるとしています。
「町の将来は自らの手で」核のごみ文献調査を正式応募寿都町長 "焦らず一石を投じたい" 国側は「感謝」 (20/10/09 20:45)
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