北海道では7月20日から9月1日までの44日間、真夏日を観測。
1872年の統計開始以来、連続記録を更新しました。
始まりは、4月でした。
札幌ではサクラが平年より16日も早く開花し、最も早かった記録を6日も更新。
お花見に影響が出ました。
「花より団子」「サクラがこれしかないのは仕方ない。早かった、今年ね」(花見客)
札幌の円山公園ではゴールデンウィークが始まる前にほとんどのサクラが散ってしまいました。
この夏は暑さの記録をつぎつぎと塗り替えていきました。
まさに「地球沸騰化」の時代です。
「札幌の温度計は36℃を示しています」(古川開記者)
札幌では観測史上最高となる36.3℃を記録。
函館では151年の歴史で初めて猛暑日となりました。
「函館はじりじりと照りつける暑さになっています」(斉藤健太記者)
休校や授業を短縮する小中学校も‥…。
北海道で熱中症の救急搬送は3000人を超え、調査開始以来、最も多くなりました。
牛も暑さによるストレスで乳量が落ちるなど、酪農にも影響が出ました。
影響は収穫の秋にも……。
「色が出ていないんですよね。黄色っぽい。普通もっと緑色。高温障害で形が悪くなっている」(佐藤農園 佐藤 博孝さん)
全国的な猛暑で野菜の生育不良や病気が広がり、収穫量が減ってしまいました。
「千葉県産の大根を使っているんですけど、猛暑の影響で北海道についたときには、葉っぱが枯れてるとか、とけてるという状況もあるんで、カットした状態で買っていってもらっている」(八百丸 山口 鉄平さん)
さらに紅葉にも異変が…。
#猛暑 #地球温暖化 #真夏日 #北海道
「旭岳の登山とあわせて紅葉も見に来たが、ちょっと早かった」「ちょっと早いかなという気はしますね」(いずれも登山客)
残暑の影響でしょうか、日本一早い紅葉で知られる大雪山系では葉の色付きが遅れ、一部は枯れてしまいました。
そして、いざ紅葉を楽しもうとした頃に「アレ」が北海道を襲います。
「すごいなと思って、私もこうやって歩いてました」(女性)
「もうここからここまで、ズボンも。マスクしないと口に入るなと思って」(男性)
空がかすむほど大量に発生した「雪虫」。
猛暑の影響で成長が早まり、増殖したということです。
雪虫の大量発生は断続的に続き、手で払いながら街を歩く人たちの姿も。
11月11日、札幌でようやく「初雪」を観測。
平年より10日遅い冬の始まりでした。
2023年の北海道を月ごとの気温で振り返ると、1月は厳しい寒さでしたが、3月以降はどの月も平年より気温が高く、夏は歴代1位の暑さが続きました。
北海道で2023年最も寒かったのは1月の幌加内町朱鞠内の氷点下32.6℃。
最も暑かったのが8月の北見市と斜里町の37.1℃で、1年間の寒暖差は約70℃になりました。
今週、北海道は各地で冬の嵐に見舞われました。
穏やかな年末年始を迎えられるのでしょうか。
”地球沸騰化”を実感した北海道の1年 真夏日の連続記録を更新 野菜や酪農に打撃 雪虫の大量発生に遅い初雪… そして冬の嵐
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