「本日、悲別炭鉱閉山の文書に最終調印してまいりました」
演劇集団「富良野GROUP」による「悲別2023」は、30年前に閉山が決まった炭鉱の町・悲別から散り散りになった若者の絆を描いたものです。
演出を担当するのは「富良野GROUP」の前身である「富良野塾」の11期生、久保隆徳さん。
倉本さんから学んだ役作りを若手にも伝えていきたいと、この大役を引き受けることを申し出ました。
しかし、自分で体験したことが少ない若者たちに言葉で伝える難しさが大きな壁になっていました。
「(倉本)先生ならこういうふうに進めていくだろうなっていう考えがあってもそこには全然追いつかなかった。何度も闇に落ちていきましたね」(演出 久保 隆徳さん)
この日、久保さんと俳優33人が倉本さんに初めて本読みを見てもらいました。
「ひと息あいちゃうね。セリフはリング(輪)にしないとダメ」(脚本家 倉本 聰さん)
「役者を演出するということは想像力を刺激して、そこから役を作っていく。良くしたいからね。どうしても分からないものを分かるところまで説明するし、追い詰めますよね」(倉本 聰さん)
「(倉本)先生のすごさが改めて分かりました。想像する深さと緻密さが改めて分かったことが一番ですね。1日12時間くらい稽古をやるなんてないと思いますし、ああいう激しい言葉を受けるなんてないと思います。やはり富良野塾の作品というのは(倉本)先生の厳しさの上に出来上がっているなあって」(久保さん)
12月8日、開幕の日を迎えました。
「原発事故は起きちまったことなんだ。現場にいる俺たちがなんとかしなきゃダメなんだ」「来るなー!」
1か月半にわたって練習漬けだった若手の役者たち。
舞台に込めた思いは観客にどう伝わったのでしょうか。
「緊張感ある内容で最初から最後までドキドキして見入ってしまいました」「体が震えたというか。すごく感動しました」(いずれも観客)
「富良野塾、富良野GROUPの名が付く以上、良い物を見せないとお客さんに失礼だし、それはすごく大事なことですよね」(倉本さん)
「悲別2023」の上演は12月17日までの予定です。
脚本家・倉本聰さんの代表作「悲別」10年ぶり公演 ”富良野塾”のスピリットは”富良野GROUP”にどう継承されたのか (23/12/13 20:40)
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