札幌市民の憩いの場・大通公園に12月から喫煙所が設置されます。喫煙のマナーの改善を目指した札幌市の実証実験の一環ですが、設置をめぐっては賛否が分かれています。
週末に降った雪が残る11月27日の大通公園。
新たな喫煙所の準備が進められていました。
札幌市は施設の老朽化などに伴う公園の大規模改修に向けて協議を続けていますが、議題の一つに「喫煙のマナー」が上がっています。
札幌市中心部は条例で喫煙できない場所が決まっています。大通公園では西1丁目から4丁目までは喫煙ができません。
一方、1本通りを挟んだ西5丁目から12丁目では喫煙が可能ですが、公園の利用者からは札幌市に苦情も届くといいます。
「公園で喫煙している姿や煙が流れてくるとか、タバコの火が危ないのではないかとか、苦情のような意見などもいただいている」(札幌市みどりの推進課 小松論知課長)
「雨にもかかわらずたばこを吸っています。10メートル離れていますがここまで煙の臭いがします」(鎌田祐輔記者)
Q雨や風が強い日でも吸いますか?
「雪でも吸います」(喫煙者)
喫煙が可能な西5丁目では悪天候にも関わらずたばこを吸う人が。「受動喫煙」について尋ねてみると…
「受動喫煙はもちろん良くない。それはみんなわかっている」(喫煙者)
札幌市は1日2回のモニタリングで30人ほどの喫煙者を確認。最も多かった西5丁目に喫煙所を設置してその動向などを調べる方針です。
「天井がない、目線よりははるかに高い位置に設置されています」(鎌田記者)
喫煙所は最大20人が入れる広さで屋根はなく、高さ2.4メートルのパネルで囲われています。
「煙が上の方に流れていくので、人の呼吸する1.5mから2mの範囲には、煙は流れてこない効果が期待されます」(札幌市みどりの推進課 小松課長)
新たな喫煙所ができることに市民は。
「(喫煙所は)必要なんじゃないかな。利用するのでいいと思う」(非喫煙者)
「吸う場所がないといろんなところで吸う人を見かけるので。変わると思います。マナーは守れると思う」(喫煙者)
「喫煙所はできた方がいいと思う。通行人が嫌がっているのはわかっているので。肩身せまく吸ってはいる」(喫煙者)
「家族全員吸わないのでタバコの匂いは感じる。パーティションだけなので匂いとか子供たちに心配はある」(非喫煙者)
一方、喫煙所の設置には反対の声も…
日本禁煙学会は11月17日、札幌市内で会見を開きました。喫煙所の設置は受動喫煙の機会を増やし子どもや高齢者の健康を守れないなどとして市に実験を取りやめるよう要請しました。
12月4日から始まる喫煙マナーの向上を目指す札幌市の実証実験。取り組みは成功するのでしょうか。
新設には賛否 “喫煙マナー”改善で実証実験へ 12月から札幌市民の憩いの場・大通公園に喫煙所 高さ2.4mのパネルで囲って「受動喫煙」「臭い」対策 (23/11/27 19:40)
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