北海道付近で台風並みに発達した低気圧。北海道内各地で高潮や暴風雪による大きな影響が出ました。
本田 祐里佳 記者:「路面がぐちゃぐちゃでかなり歩きにくい状況です。わだちには水たまりができています」
低気圧の接近に伴い、札幌では、2月15日最高気温が7.2度まで上がりました。夜も3度くらいまでしか下がらず、雪が溶け札幌市北区では、いたるところで車が立ち往生。
市民:「歩きにくい、さっきも転んだ」
さらに、路面状況は悪化します。
三上 侑希 記者:「札幌のところどころではこのように路面が凍っており、非常に滑りやすくなっています。今後冷え込みが予想され、さらに路面状況が悪化することが予想されます」
2月16日昼過ぎには、急激に寒気が流れ込んで気温は氷点下に。今度はツルツル路面に変わりました。一方、道内では波や風の被害が相次ぎました。
鎌田 祐輔 記者:「午前4時の根室港です。高潮で防潮堤から海水があふれています。高潮対策として、排水ポンプも用意されています。風が少しずつ強くなってきて、横殴りの雨となっています」
低気圧による高潮を警戒し根室市では未明から対策が取られました。市内5か所に、避難所が設けられ18人が避難しましたが、けが人はいません。
鎌田 祐輔 記者:「厚岸町内はこのように高潮の影響で広い範囲で冠水しています。深さはちょうど私のくるぶしを超えたぐらい、15センチほどとみられます」
一方、夜が明けて満潮を迎えた厚岸町では、高潮で深さ30センチほどまで水に浸かった道路も。床上まで浸水した住宅も3棟ありました。
住民:「ここまで水が来た。あぶなかった」
強風ではがれ落ち道路をふさいだトタン屋根。駐車中の車も被害を受けています。
北海道内付近で急速に台風並みに発達した低気圧。16日未明から南西部で風が強まりました。
日高地方の新ひだか町では16日午前9時すぎ、最大瞬間風速25.3メートルを記録。80代の男性が風にあおられて転倒し骨折の重傷。さらに、室蘭市でも住宅の被害が相次いだほか、消防などによりますと3人が転んでけがをしています。
また、峠では、吹雪による立ち往生も。
上川の南富良野町の狩勝峠では16日正午すぎ、大型トレーラーがスリップし、さらに車が追突するなど、合わせて4件の事故が起き、一時100台以上の車両が動けなくなりました。
当時現場はホワイトアウト状態で、見通しが悪かったということです。また石北峠でも一時、30台ほどの車両が立ち往生しましたが約4時間後に解消しています。
この天気の影響で北海道内では16日に609校が臨時休校となりました。17日も16校が休校の予定です。
一方JRは16日午後6時現在、特急69本を含む289本が運休となっています。北海道新幹線も16本が運休となっています。
17日も以下の区間で運転見合わせが決まっています。
・宗谷線 名寄~稚内間:終日
・留萌線 深川~留萌間:終日
・花咲線 釧路~根室間:上り線(始発から16時頃まで)
:下り線(始発から13時20分頃まで)
・釧網線 釧路~緑間:終日
この影響で、特急おおぞら(札幌-釧路)、特急オホーツク(札幌-網走)、特急北斗(札幌-函館)、特急宗谷(札幌-稚内)などが運休予定となっています。
最新の情報はJR北海道のホームページなどで確認してください。
"台風並み"低気圧の猛威…高潮で冠水、突風で住宅被害・転倒骨折、ホワイトアウトで100台以上立往生も (21/02/16 20:00)
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