北海道旭川市の旭川医科大学病院の前病院長が、会議の音声を外部に漏えいしたなどとして解任された問題。
2月1日前病院長が会見を開き、吉田学長らが行った大学側の説明に反論。解任の撤回を求めました。
旭川医科大学 吉田学長:「コロナを完全に無くすには、あの(吉田)病院が完全に無くなるしかない。吉田病院があるということ自体が、ぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅとコロナをまき散らして…」
これは、クラスターが起きた北海道・旭川の病院への吉田学長の発言です。旭川医大病院ではこの学内会議の録音データなどをめぐり、病院長が解任される異例の事態に発展しています。
そして2月1日、解任された古川博之・前病院長が会見を開き、主張したのが…。
旭川医大病院 古川 博之 前病院長:「(吉田学長からは)辞任を考えてほしいというのではなく、ただ辞めてほしいとパワハラ発言が繰り返された。患者を受け入れなかったことに対して多くの職員が失望している。その原因は吉田学長にあるにも関わらず、私を混乱の原因と決めつけている」
大学側は解任の理由の一つに、古川・前病院長が学内会議の内容を録音し、外部に漏えいして混乱させたなどとしていましたが、古川・前病院長は音声データの漏えいを否定しました。
旭川医大病院 古川 博之 前病院長:「記録が外部に開示されたことの関与を否定します。不利益処分を下す側が立証する証拠を明示すべきである。単なる状況証拠では不足である」
一方、新型コロナウイルスの患者受け入れをめぐっては、旭川医大側は「当時、患者を受け入れる状況が整っておらず、医療崩壊につながる恐れがあった」と説明していました。
しかし、古川・前病院長は受け入れは可能だったと主張します。
旭川医大病院 古川 博之 前病院長:「厚生労働省と保健所が認めている。しかも立ち入り検査をしている。それを認めないというのであれば、どこが認められないのか、保健所の審査がおかしいのか、ちゃんと述べてほしい」
真っ向から対立する2人の主張…。古川・前病院長は、解任の撤回をするよう要請しています。
旭川医大病院 古川 博之 前病院長:「いつまで回答してくださいとは言っていませんし、今までの役員会側・学長側の動きでは全く撤回してくれる見込みはないだろうが、もちろん撤回していただければありがたい」
この問題は、旭川医科大学の吉田学長と、旭川医科大学病院の古川前病院長が、新型コロナウイルス患者受け入れをめぐる対立から表面化しました。
大学側は、古川前病院長が会議の音声を録音し漏えいさせたとして解任。
一方、前病院長は漏えいを否定し、学長からパワハラがあったと主張。解任撤回を求めています。
双方の主張は以下の通りです。
【学長・前病院長 双方の主張】
●「受け入れるならお前がやめろ」発言
学長: 患者受け入れには不十分 → 院内感染リスクがある
前病院長:厚労省・保健所も認定 → 受け入れ準備はできていた
学長: 「リスク回避がわからないなら病院長職を退いてほしい」
前病院長:「命令に従うのが嫌ならやめてください」→"パワハラ"と主張
●「吉田病院がなくなるしかない」音声データ漏えい
大学運営会議:吉田学長の発言を録音し外部に漏えいさせたとして古川前病院長を解任
前病院長: 秘密会議ではなく規制なし、外部への流出を否定。「そもそも混乱の原因は学長にある」とも主張
2月1日旭川医科大学では、学長の選考会議が開かれていて、一連の騒動をどう処分するのか、内部と外部の関係者を集めて審議が行われています。
「決めつけている」電撃解任に前病院長が反論…旭川医大 騒動"泥沼化"の異例事態 (21/02/01 19:30)
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