クマの被害は「OSO18」だけではないんです。
北海道内全域で増えるクマの被害。
ヒグマの生態に詳しい専門家がクマ対策について、鈴木知事に提言しました。
暗闇を歩く4頭のクマ。カメラの方向を警戒するクマに、子グマとみられる3頭が続きます。
この写真は7月1日、札幌・南区北ノ沢で撮影されました。
母親とみられるクマは8日に駆除されましたが、18日、撮影場所近くの市道で3頭の子グマが、ゴミを漁っているのが目撃され、札幌市が箱罠を設置するなど対策を進めています。
札幌市内では2023年6月、南区の真駒内公園で複数のクマの目撃があり、一時、公園の一般開放が休止されたほか、5月には、上川地方の幌加内町朱鞠内湖で釣り客の男性がクマに襲われ、死亡しました。
北海道内各地で相次ぐクマの出没や目撃情報。
専門家らで構成された「ヒグマの会」は、今後10年のクマ対策についての提言、「ヒグマと向き合うグランドデザイン」を鈴木知事に手渡しました。
北海道内のクマによる農業被害額は、春グマ駆除が廃止となった1990年以降、20年間で3倍以上となっています。
クマと人間の生息域が次第に近付いてきているといいます。
ヒグマの会 山本 牧 副会長:「クマが人を怖がらなくなった。社会課題の施策のひとつとして取り上げていただきたい」
提言のポイントは、「ゾーニング」です。
人の住む場所とクマの生息域を電気柵などで明確に区分して、双方にとって住み良い環境を確立し、人とクマの接触を極力、減らします。
鈴木 直道 知事:「かつてないほどクマとの軋轢が高まっている。連携して向き合っていきたい」
クマによる被害を最小限に抑え、これから人とクマがどう向き合っていくかを考えることが今、求められています。
クマとどう向き合うか…北海道内全域で出没相次ぐ ポイントは"ゾーニング"専門家らが提言 「棲み分け」で人との接触を減らす (23/07/19 19:00)
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