酒類を提供する飲食店に休業を要請した北海道小樽市に対し、鈴木知事は1月29日、「強い措置を行う状況ではない」と述べ、財政的な支援はしないとの考えを示しました
鈴木 直道 北海道知事:「小樽市では入院患者数及び療養者数の増加により市内医療機関への負荷が高まっている」
鈴木知事は29日の会見で、小樽市への外出や往来自粛の要請について、市内の医療機関のひっ迫を危惧しての対策だと説明しました。
その上で、小樽市長と足並みがそろわない一面も明らかに…。
鈴木 直道 北海道知事:「小樽市(の要請)は独自に法に基づかない任意のお願い。(小樽市は)休業要請という強い措置を行う状況ではない」
28日小樽市の迫市長が酒類を提供する飲食店に休業を要請し、協力金15万円の支給を発表。
これに鈴木知事は、小樽市では飲食店で感染は拡大していないなど感染状況を分析した上で、休業要請には慎重な姿勢を示し、北海道として財政的な支援は行わないと述べました。
一方、北海道内では新型コロナウイルスの患者3人の死亡が確認されました。
新たな感染は札幌で60人、小樽市で11人、石狩地方で16人などあわせて111人となり、4日連続で100人を超えました。
予断を許さない状況が続く中、気になるのは学校再開による高校での感染拡大です。
札幌では29日の感染者60人中21人が高校生で、このうち15人が28日にクラスターが確認された「札幌丘珠高校」の生徒です。
小樽市でもクラスターとなっている「私立高校」で職員と生徒計2人が増え、あわせて60人にのぼります。
小樽市が酒類を提供する飲食店への休業要請をしていることについて北海道医療大学の石角鈴華講師は、「飲食店が発生源ではないとしても医療体制がひっ迫していることを考えると、これ以上の感染を防ぎたいというのは理解できる。特に小樽市は後志地区の医療の拠点になっていることを考えると、非常に重要な局面」と理解を示しました。
【小樽市の医療態勢】
・市立小樽病院(唯一の感染症指定医療機関):28床
他の医療機関含め計30床程度確保
《1月28日時点の状況》
入院:75人
宿泊療養:41人
調整中:45人
→病床の8割埋まる
この状況に小樽市保健所の柴田健治次長は、「医療態勢はすでにひっ迫状態。市内でコロナ患者をまかないきれないため、北海道に支援をお願いしている」
医療の現場からは厳しい声があがっています。
北海道知事「休業要請行う状況ではない」小樽市長と足並みそろわず 医療現場はひっ迫 (21/01/29 19:10)
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