北海道東部オホーツク地方の佐呂間町の牧場で、飼いイヌの多頭飼育崩壊が起こっている問題で、6月27日から獣医師らが救出活動を始めました。
激しく吠える複数のイヌ。
中には、つながれていないイヌもいます。
佐呂間町の牧場でイヌが多頭飼育崩壊になっていた問題。
6月27日午前9時から、動物愛護団体や獣医師らのチーム約50人が救出に乗り出しました。
田中 うた乃 記者:「私たちを警戒しているのでしょうか。イヌがこちらに向かって吠えています。あたりはふん尿の臭いもします」
牧場には10数頭の乳牛と約70匹のイヌが残されていました。
衛生状態が悪く、弱っている乳牛やイヌもみられます。
牧場の経営者の男性は、約20年前に敷地内に捨てられたイヌを保護したことがきっかけで飼い始めました。
しかし、去勢・不妊手術をしなかったため、どんどん数が増えていきました。
牧場の経営者:「(動物病院のある)遠軽まで連れて行かなくてはならない。往復で1時間、手術で1時間かかる。とてもじゃないけど、費用と時間がかかる。面倒を見切れなくなる前に(支援を)頼んだ。多頭飼育崩壊、放し飼いと書かれているが、俺の話を聞いたことが無い人が記事を書いている」
さらに、ウシの飼料の高騰や新型コロナによる牛乳消費の減少などにより牧場の経営が悪化。
イヌに餌を与えられなくなったといいます。
牧場の経営者:「きょうだいたちに餌代を2、3年貸してくれと。一番はやっぱり経済的な問題」
救出されたイヌはケージに入れられ、別の場所に運ばれました。
獣医師がイヌに麻酔をかけた上で、狂犬病ワクチンの接種や去勢・不妊手術を行いました。
どうぶつ基金 佐上邦久理事長:「牛舎の中で牛十数頭とイヌ百匹前後が暮らしているのは初めてのケースだと思う。床はふん尿で全く手入れされていない。イヌはやせ細って、餌はまともに与えられていなかった」
この活動は6月29日まで行われる予定です。
【ワンコ救出】"多頭飼育崩壊"の牧場から約70匹を獣医師らがレスキュー開始…衛生状態悪く衰弱したイヌも…北海道佐呂間町 (23/06/27 19:00)
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