北海道では2023年、熱中症による搬送が2022年より33人増える異例のペースとなっています。
急増する背景を探りました。
中札内中学校1年 木村 晃之くん:「身体がとにかく熱い。ずっと熱くて吐き気があるという症状でした。1リットル点滴してもらいました」
十勝の中札内村に住む中学1年生の木村 晃之くん(12)。
5月26日に中学校の体育祭の練習中に熱中症になり、搬送されました。
中札内中学校1年 木村 晃之くん:「朝は涼しくて長袖を着ていても寒いくらいだったんですが、練習の時間になるとどんどん暑くなっていきました。(先生からは)『水たくさん飲めよ』『半袖・短パンになれよ』と言われました。水をかなり飲んでいたのですが熱中症になるんだなと驚きました」
この日の中札内村の最高気温は26℃。
熱中症の危険度を表す暑さ指数は、危険を表す31以上からほど遠い「ほぼ安全」の21未満でした。
さらに、前日に同じ十勝の音更町の中学生11人が熱中症とみられる症状で搬送されたことを受け、中札内中学校では様々な対策をとっていました。
1.練習時間繰り上げ
当初の予定では3・4時間目を使って行われる練習を暑くなりすぎない、1・2時間目に変更しました。
2.小まめな休憩&水分補給
自転車置き場の下や木陰での休憩を小まめにとったり、15分ごとに水分補給をとるように呼びかけていました。
しかし。
田中 うた乃 記者:「中学校では日陰ができる自転車置き場を休憩場所にするなど、熱中症対策を講じていましたが、9人が体調不良を訴え、搬送されました」
暑さ指数が「ほぼ安全」でさらに対策をとっていたにも関わらず熱中症が発生。
その裏側にある原因とは?
5月26日、十勝の中札内村の中学校で体育祭の練習中に、生徒9人が熱中症で救急搬送されました。
熱中症の危険度を表す暑さ指数は「ほぼ安全」。
学校側も対策をとっていたにも関わらず起きた理由を、専門家は北海道特有の激しい寒暖差にあるといいます。
札幌医科大学 山蔭 道明 教授:「気温自体は高くないが、体が慣れていないのが大きな原因」
この日までの中札内村の最高気温は10℃まで行かない日もあり、急に真夏並みの気温になりました。
さらに…。
札幌医科大学 山蔭 道明 教授:「朝も8℃で昼は26度になったことで、急激な温度変化が身体に堪えた」
この日の最低気温は、午前4時30分で8.4℃で、最高は26℃と一日の寒暖差が17.6℃もあることに体がついていかなかったといいます。
札幌医科大学 山蔭 道明 教授:「急に暑くなるタイミングは、非常に熱中症になりやすい。朝涼しくても昼に急に上がる気候が北海道には多いから。気象予報を見てよく注意したほうがいい」
夏本番まだなのに…"熱中症"急増 中学校で搬送されたケースも…原因は北海道特有の"寒暖差"に (23/06/13 19:30)
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