北海道の活性化を目指すボス達と北海道の未来と経営を楽しく真剣に語り合う「BOSS TALK」(ボストーク)。今回は株式会社「Gear8」(ギアエイト) 代表取締役の水野晶仁さんです。札幌からウェブデザインで世界へ…。タイや台湾に加えカンボジアにも進出する予定のGear8。水野さんに海外展開成功の秘訣をうかがいました。
Gear8は企業のウェブ制作や、商品のロゴマークデザイン、インターネットを利用したマーケティング戦略の立案などを手掛けています。
現在は札幌や福岡のほか、バンコク、チェンマイ、台北にも拠点を持ち、さらに2023年、カンボジアに進出を予定。様々なエリアの新しいアイデアを取り入れながら、クライアントのブランディングや自社メディアの開発に力を入れています。
1:29 |ウェブ制作…手がけるのは"デザイン"から"ブランディング"まで
――どのような事業を手がけていますか?
ウェブサイトのデザインがメインです。たとえば、「サツドラホールディングス」やパン製造販売の「どんぐり」。飲食店に限らず小売業・学校・病院など、ウェブサイトデザインを中心にブランディングをしています。
――ウェブは以前からやりたい仕事でしたか?
昔はここまでクリアにこの仕事をするというのは全然決めてなくって。私の祖父が大工。祖父が削った木くずで遊んでいた記憶があったんですよね。ものに触れる・ものを作るという感覚が幼いころからあったのかなと。ウェブデザインを仕事にすることは全く決めてなかったですね。
02:58 |大学卒業後ホームセンター就職…「デザイナー」の肩書きに憧れ応募
――ウェブデザインを仕事にしたきっかけは?
大学卒業後、ホームセンターに就職したんですよね。幼少期に祖父のものづくりを間近で見てきたという記憶もあり、木にまつわる仕事がしたいなという思いがあった。
木を扱う仕事=バイヤーになるということ。木材のバイヤーになるには、就職後20年ぐらいかかるって言われたんですよね。自分がなりたい職業に就くのに46歳まで待たなければならない。さすがに長いなと思い、違う道を模索しました。
――ホームセンター退職後すぐに独立の道へ?
ホームセンターを退職後、デザインの専門学校へ通い、基礎から学びました。そのタイミングで短期アルバイトデザイナーの募集を発見。デザイナーという肩書きの職種に就くのが夢だったので、すぐに応募し採用していただいた。
デザインの仕事ができるのかと思いきや、まず任されたのは、ポスターの余白をきれいに切り取る仕事。デザイナーとして入ったのに、"カットマン"と呼ばれていましたね。社会の厳しさを感じました。
カットマンから昇格し、PCを扱う仕事に至るまで約半年ぐらい。写真のごみ取りやデザインのレイアウトを少しずつ行い、2年半くらい下積みを重ねました。
その後フリーでやっていこうと思っていたが、立ち上げ段階のウェブマーケティング会社からお声がけいただき、立ち上げ後にその会社に入りました。
――いつ独立を?
2008年の1月1日に創業しました。ウェブマーケティング会社を退社後、独立しようと思っていた時に「海外で新しい事業を展開しようと思っているのだけど、手伝わないか」というお話をいただきました。退職した直後だったので、仕事もお金もなかった。「ぜひ連れて行ってください」と伝えました。
当時はドバイや上海でお仕事をさせていただいて。それがきっかけとなり、海外展開への心の準備ができました。
07:21 |"デザイン"で言葉の壁超越…伝えたいことが伝わる日本とのギャップ
――海外で吸収したものは?
できない・わからない・難しいを学びましたね。海外は言語や文化、習慣がまるで違う。こうだろうなと思ってやったら全然違うみたいなのが、何度も繰り返され、トラブル続きでした。
伝えたいことが伝わる日本とのギャップ。どれほど楽な環境で仕事ができていたか、と改めて振り返るきっかけに。
――過去経験はどう生きていますか?
ウェブディレクションは、お客さんのところに出向き要望や課題、今後やりたいことを直接確認しながら、プロジェクトを進行管理する役割です。
コミュニケーションを取るときに、ホームセンター時代の社会人経験や小売りのノウハウが活きています。ディレクターになってから、「新卒で入った3年間を無駄と思っていたけど、こういうところで活きているんだな」と感じました。
――今後の事業展開は?
現在は企業のブランディングからWEBサイト制作までがメイン。この仕組みを拡大するためにエリア展開を考えています。2~3年後に10拠点ぐらいまでに規模を拡大していきたい。
直近の目標ではありますね。日本で起業したけど、東アジア、東南アジアあたりまで見据えています。多国籍なメンバーで仕事をしていくのがビジョンです。
――将来のビジョンは?
海外で勉強会に参加し、海外でマーケティングを行っている人からお話を聞き、参考にした話があります。その人曰く「日本で会議をした時に、メンバーが全員、日本人だったことに驚いた。日本人がつくるものを日本だけで消費しているのは、閉そく感があった」と。
海外では多国籍なメンバーが当たり前。様々な国のクリエイティビティや思考、文化、歴史を持人々のアイデアが交わったときに、面白いものができます。
上海での仕事では、中国語を話せないし、相手も日本語を話せませんでした。画面越しでお仕事をするんですよ。言語の壁がありながらも、アイコンタクトや指差しだけでもクリアに伝わった。デザイン自体も、言語のひとつだと実感しました。海外でもやっていけると確信したタイミングでしたね。
14:21 |スローガンは「知らないは楽しい」…いろんな人の意見聞き挑戦
――BOSSとして大切にしていることは?
海外で難しいことに直面した経験から、難しいことに挑戦する姿勢は大切にしていますし、社員にも伝えています。
「知らないは楽しい」というスローガンを掲げています。失敗してもOKだし、知らないことを知る楽しみを知る。難易度の高いものをクリアしたときの喜びを感じてもらいたいと思っています。
デザインに対して、自分たちの目を肥やしていく必要があるし、最適解を求めるというよりは、いろんな人の意見をきいて挑戦をする姿勢が大事なんでしょうね。
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BOSS TALK📺毎週火曜 深夜0:25~ 北海道8chで放送中。 2023年4月、シーズン2を始動しました。
https://www.uhb.jp/program/bosstalk/
『デザインで言葉の壁 超越』"札幌発" ウェブ制作で世界へ…「Gear8」水野晶仁さん #BOSSTALK
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