北海道を愛し、北海道の活性化を目指すボス達と北海道の未来と経営を楽しく真剣に語り合う「BOSS TALK」(ボストーク)。ゲストは株式会社「光映堂」代表取締役の関山亜紗子さんです。マチの写真屋さんからフォトスタジオへ…。「花魁変身写真」や産まれたばかりの赤ちゃんを撮る「ニューボーンフォト」で注目されている関山さんに業態転換を進めた理由や今後の展望をうかがいました。
光映堂とは…
1941年にカメラの販売店として創業。新品・中古カメラの販売や写真の現像を中心に、地域に根付いた街の写真店として84年間札幌市民に愛されてきました。現在はさっぽろ地下街ポールタウンに店舗を構える「カメラの光映堂地下街店」で写真のプリントを行うほか、2014年には写真スタジオ「Studio Lumo」を設立し、マタニティーフォト、七五三撮影や成人撮影など人生の節目をいろどる大切な瞬間を写真に残しています。
1:43 | パートからスタート…通信教育で簿記2級取得 社員になり"借金1億円"知る
――業界に入ったきっかけは?
25歳の時。昔、市役所店があった時空きが出て、パートとして働かないかって言わre入社。祖父が作った会社で父が2代目。時給のパートから入りました。最初は店頭に立っていたんですけども、空気的に経営が危ないのではと感じました。
「内部のことがわかるのはやっぱり簿記が必要」と言われ、通信教育で簿記2級を取得、やっと経理に行くことができました。その時社員になりました。
――会社の状況はどうでした?
すごくびっくり。正直お恥ずかしい話ですけど、借金1億円というのがパッと目に入って。桁を間違えてるのかなと思ってたらやっぱり1億円ある。売り上げを上げ大幅の削減を図らないと銀行も貸してくれないんじゃないかなと思いました。
社員の皆さんに給料下げるけど、こういう状況だからわかっていただきたいと個別に面談し、私と父も大幅に下げました。私と会長は月5万円に給料を下げて。10万円もいかない。笑っちゃうんですけど。
4:52 |「携帯電話にカメラが付きやっていけないと思った」
――思いの原動力は?
当時で70年ぐらいの会社。なんとか守っていかなきゃなっていう気持ちでした。経理になってまもなくして取締役に。そのタイミングで会社を「第二創業」と言って、代表を変えるっていうのが条件で国の補助金が出ている制度があり、これをもう逃したら大変だと思い、いろいろ企画書を書き、社員にも相談しました。
――事業の内容を大きく変えるとなると簡単にいかなかったのでは?
そもそもカメラ屋からスタジオに変えたいって言ったんです。要は物販からサービスに変えないと。うちみたいな小さい会社がカメラや中古カメラを売ったり、プリントしてるっていうのは限界がある。みんなを支えて生きるだけの売り上げが生まれないと思いました。携帯電話にカメラが付いた時からもうこの業種だやっていけないと思い、その時に色々変えれば良かったですが、私はまだパートだったし。動くまで時間がかかりました。
7:52 | 中古カメラを手に居酒屋メニュー撮影→"変身写真"のスタジオを
中古のカメラも販売していたので自分で写真を撮り、売り上げを作ろうと思いました。最初は居酒屋さんに料理のメニューを撮りに。イベント企画で出張撮影が増えていきました。自分で売り上げを立てた方がいいなと思い、経理兼撮影をやってました。
――今メインとしているお子さんを撮るきっかけは?
そもそも大人向けの写真館を作りたかった。変身写真館。台湾に見に行ったことがあり、北海道にあったら面白いなあと思いました。
最初は花魁変身写真。着物屋さんを借りてイベントで月何回かやるっていう形。募集したところ1日6組ぐらいが来てくださり、借りれるんじゃなくってスタジオとしてやれたらどうだろうとなりしました。
プロフィールを撮ったり、変身写真か大人が楽しめるスタジオを作りたいなと。大人を撮るにつれ、お子さんを撮りに来てくださる方もいて、子供の写真の方が需要があるんだなって思ったのが方向転換のきっかけでした。生まれた100日、1歳、七五三。皆さん、イベントごとに撮るんです。
9:50 | マタニティーフォトが1番の需要…"女性カメラマン×スタジオ"の希少性
1番需要があるのはマタニティーフォト。札幌で女性カメラマンでスタジオを持っていてマタニティーフォトを撮っているところであまりなくて。男性カメラマンが撮ってたりとか。女性スタッフだけでやってますだから安心ですよと、来やすい環境で始めました。子供を撮るのは大変でした。100日も大変だし、動くようになった1歳や2歳も大変。コツが必要だし、まず子供に好かれるカメラマンじゃなきゃいけない。ほんと勉強させてもらいました。
一番勉強しないと撮れないのは「ニューボーンフォト」。新生児生まれて2週間以内だけ取れる写真。40歳の時に私も我が子を産んだんですよね。自分でよし撮ろうと思ったら泣くし暴れるしね撮れない。これは素人が撮れるものじゃない。本当にプロでやってる人たちに習いに行かないと 絶対に取れないなと思って。京都の外国人フォトグラファーがレッスンをやっていて2泊で習ってきたんです。にコツがあってすっごい勉強になりました。
12:09 | 自身も出産「ママだから安心と思っていただける」
――ご自身で出産されて写真に反映されたことは?
赤ちゃんが自分にいなかったら怖くて触れない。自分が経験しているから親の気持ちもわかるし、ママだから安心だと思っていただけると思います。
自分の子どもの写真は撮りますが、iPhoneになっちゃう。最初の1歳まではもう自分の一眼レフで撮らなきゃダメだとがんばっていましたが、動くようになると節目はカメラマン仲間に撮ってもらいます。
喜んでもらえるのがこちらにもダイレクトで伝わるので撮っていて楽しい。本当にいい仕事だなぁと思います。マタニティーで撮って、赤ちゃんがすごい成長していて、こんなこともできるようになってるとか。勝手に親戚の子みたいな感覚で子供の成長を見ていけるっていうのはすごく嬉しいです。
――長く続いてきた会社。どんな未来を描いていますか?
漠然と会社を何とかしようと思った時から100年を目指したいと思っていたし、周りも言ってきてた。北海道で100年の会社 っていっぱいあるわけではなく、なんとか100年北海道でやりまし たっていう会社にしたいです。
今が84年目。あと16年で、私は61歳。還暦ちょっと過ぎたあたりでやっと100 年になるんですけど、我が子も20歳。自分の子の成人式も撮りたいし、それこそマタニティーから撮った赤ちゃんの成人式を撮れたらいいな。20 年スタジオやるのが目標の一つです。
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📺毎週火曜 深夜0:25~ 北海道の8chで放送!2023年4月18日からシーズン2を始動しました。
https://www.uhb.jp/program/bosstalk/
マチの写真屋さん→マタニティーフォトに需要…"女性カメラマン×スタジオ"「光映堂」関山亜紗子さん #BOSSTALK
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