大雪のあとに気温が上がった時、気をつけたいのが屋根の雪下ろし中や落雪による事故です。
事故を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
北海道科学大学 工学部 千葉 隆弘 教授:「気温が上がって天気がいい時にはやっぱり(事故が)多い」
雪の事故に関する専門家は、大雪のあと天気が良くなり、除雪がしやすくなった日に事故が増えると指摘します。
北海道内ではこの冬すでに雪下ろし中の事故や落雪に巻き込まれる事故が37件発生し、8人が死亡しました。
2022年の同じ時期と比べて、件数は2倍に増えています。
事故を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
北海道科学大学 工学部 千葉 隆弘 教授:「札幌は(雪下ろしを)やる必要がない。(Q:雪下ろしをする必要がない?)必要ないです。(札幌では)積雪140センチでも耐えれるような構造になっている。建築基準法で決められている」
建築基準法で、札幌市では屋根の積雪が140センチまで耐えられる設計で家が建てられています。
岩見沢市では160センチ、倶知安町では230センチなどと、自治体ごとに基準は決められています。
しかし、雪下ろしをしている人は?
雪下ろしをしている女性:「雪庇を落としている。人にぶつかったら困るから」
また別の家では「雪の重さで家がつぶれないか不安で雪下ろしをしている」と話していました。
2022年3月には北海道小樽市で、老朽化した店舗兼住宅が雪の重みで倒壊し、この家の住人1人がケガをしています。
老朽化した建物や基準を超える大雪が降った場合などは例外で、「雪下ろしが必要」となります。
北海道科学大学 工学部 千葉 隆弘 教授:「どうしても雪下ろしをしたいのであれば、業者にお願いする」
1月11日、札幌・南区で作業をしていた雪下ろしの業者です。
この時期、1日に5軒ほど回っているということで、雪下ろしの費用は1時間で2万円からです。
エイト建設 豊島 彩那 社長:「(Q:札幌で雪下ろしの必要はない?)必要ないと思います。毎年何かしらの事故が起きているのが現実」
除雪作業のプロも「雪下ろしは必要ない」と言います。
それでも、どうしても自分たちで雪下ろしをしなければならないときに気をつけることは?
エイト建設 豊島 彩那 社長:「ハーネス(安全帯)だったり、ロープだったりをきちんと装備した上で作業を行ってほしい。落下での事故が一番多いので、落ちない対策は大事」
プロでもこの日、足を滑らせました。
ハーネス(安全帯)や命綱といった安全対策は、雪下ろしでは絶対に必要です。
「自分だけは大丈夫」。そんな過信が事故につながります。
しかし、雪下ろしはそもそも建築基準法においては必要ないということも忘れずに。
"屋根の雪下ろしは必要ない?"…札幌は「積雪140センチ」までOK "急増する事故" どうしても必要なときは業者に依頼を (23/01/12 20:45)
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