パウダースノーを求め世界中から外国人が訪れるニセコエリア。コロナ禍から復活を目指すニセコにはある変化が起きていました。
12月3日土曜日、ニセコエリアでは一部のコース限定でスキー場がオープンしました。コロナ禍の入国制限で外国人が来られなかった過去2シーズン。
2022年は…。
安野 陽介 ディレクター:「ゲレンデ見たかんじ、スタッフもお客さんもほとんど外国人ですね」
「アイム フロム シンガポール。(シンガポールから来ました)」
「アイムフロム オーストラリア。(オーストラリアから来ました)コンチニハ」
こちらは中国出身のスキーインストラクターです。
中国出身スキーインストラクター:「12月も予約いっぱいでけっこう賑やかになると思う」
外国人が戻ってきたニセコ。働く人にとっては待ちに待った状況です。しかし、過去2シーズンの影響が様々なところに現れています。
円安の影響もあり、食品やガソリンなどあらゆるモノが値上がりする時代。その波はスキー場にも。
ニセコ東急グラン・ヒラフ 田中 竜之介さん:「ニセコ全山共通券は8100円から8500円に。諸々のエネルギー費の高騰は我々にも影響ある」
4カ所全てのスキー場を滑ることができるニセコ全山共通券は400円の値上がりで8500円に。スキー場運営のための電気代や燃料代の高騰が理由です。この価格に外国人は。
シンガポールから:「2シーズン来られなかったし、これくらいの出費は痛くない」
インドネシアから:「安くもないし高くもない」
オーストラリアから:「オーストラリアより安い。オーストラリアは1日券が1万5000円です」
この価格、皆さんはどう感じますか。
2009年に開業したコンドミニアムです。過去2シーズンはほとんど客が来ませんでした。
ザ・ヴェール・ニセコ 池田 祐介さん:「こちらが一番グレードの高い客室でハイシーズンで1泊65万円。3月上旬までほぼ満室をいただいております」
9月に水際対策の緩和が発表されたと同時に1日1000件もの問い合わせがあり、3月上旬まで全室ほぼ満室です。
うれしい一方で悩みも。
ザ・ヴェール・ニセコ 池田 祐介さん:「スタッフが非常に足りない。インバウンド復活のメドが立たない中、求人募集をかけられなかった」
ニセコエリアでコンドミニアムなど11軒を運営するこの会社の求人は120人ですが、約70人しか集まっていません。1人当たりの仕事量は増えますが、客が来る分、給料も例年より高めに設定し上質なサービスを心がけたいとしています。
2009年に開業、寿司やカニなど道産の海産物を提供する飲食店です。12月10日の開店に向け準備も万端ですが…。
エゾシーフード ジェームズ・ギャラガー 代表:「今まではレストランだったが、これからテイクアウト専門店になる」
かつては連日100人を超す客で賑わっていたこちらの店。やはり過去2シーズンは客がほとんど来ませんでした。今シーズンはすでに多くの予約が入っていますが、なぜあえてテイクアウト専門店に?
エゾシーフード ジェームズ・ギャラガー 代表:「コンドミニアムは広くて快適。そこで食べたい客が多い。何か月前から予約しなくてもいい、役に立つビジネスを作りたい」
以前のニセコでは客の数に対し飲食店の数が足りず、ハイシーズンは予約しなければ食事ができないのが課題でした。こちらの店も客が多すぎて対応しきれていなかったと言います。
そこで当日の注文にも対応できるように接客の仕事を減らしてテイクアウトに活路を見いだしました。
エゾシーフード ジェームズ・ギャラガー 代表:「(Q:店内の賑わいはなくなるが?)寂しいけど、うちの常連にも全然会ってないから、うれしく歓迎したいと思っている」
様々な変化がありつつもニセコには、この冬の盛り上がりに期待感が高まっています。
戻りつつある外国人観光客「出費は痛くない」コロナ禍から”復活”目指すニセコの今… 燃料代高騰で値上げ (22/12/10 11:30)
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