観光地の期待とともに始まった全国旅行支援。
秋の北海道を楽しもうと観光地のにぎわいが戻る一方で、コロナ禍からの回復には課題も残っています。
11月初旬、十勝地方の音更町の道の駅は多くの観光客らでにぎわっていました。
地元の小麦を使ったパンや名物の豚丼などが人気で、週末は道内外から6000人ほどの来場があるといいます。
観光客:「(豚丼食べて…)うまみとしょっぱいのがちょうどいい。おいしいです」
アフターコロナの旅行スタイルを模索してきた北海道内の観光地。
笹井ホテル 笹井慎司 副支配人「コロナもありますので、1人でご利用できるお風呂を設置しました」
全国旅行支援などでにぎわいを取り戻しつつあります。
一方、冬に向けては不安材料も残ります。
音更町十勝川温泉観光協会 窪 浩政さん:「清掃やリネンをやる人がいない。従業員も少ない」
北海道の秋を楽しもうと音更町の十勝川温泉には多くの観光客が訪れていました。
東京からの観光客:「足湯は温度がちょうどよくて解放感があって気持ちいいです」
温泉街で最も歴史のある老舗旅館ホテルでは宿泊客が戻りつつあるといいます。
笹井ホテル 笹井 慎司 副支配人:「全国旅行支援も始まっておりまして、支援を利用するお客様でにぎわっています」
ホテルではアフターコロナを見据え、2022年6月に客室の一部や大浴場などのリニューアルに踏み切りました。
露天風呂にはコロナ渦でも安心して利用できるよう、一人用の浴槽を用意しました。
笹井ホテル 笹井 慎司 副支配人:「モール温泉は世界でも数少ない泉質の温泉で“美人の湯” とも言われております。コロナもありますので、1人でご利用できるお風呂ということで新しく設置しました」
さらに十勝川温泉協会は札幌・旭川と十勝川温泉を結ぶ無料送迎バス「モール温泉号」を運行しています。
宿泊とセットで全国旅行支援なども併用でき、平日にもかかわらず、毎回130人ほどが利用する人気ぶりです。
伊達市からの観光客:「コロナが少し落ち着いたので温泉行きたいと来ました。列車で来るより楽だなと思って」
上富良野町からの観光客:「2泊で9060円。1日3000円の割引券が2日分付く。タダみたいですよね」
水際対策の緩和でインバウンドの受け入れ準備も進んでいます。
フランスに本社を置く大手リゾート企業は新得町の「クラブメッド北海道サホロ」を12月から3シーズンぶりにオープンします。
パウダースノーや十勝の大自然が海外客から人気で、年末から2月までほぼ満室状態だといいます。
クラブメッド広報 小倉未紗子さん:「今までコロナで出られなかったということで、北海道、サホロにスキーに行きたいお客さんもフラストレーションもたまってる。全世界の皆さんが来たい場所だと思うので、期待に応えられるようなサービスやプロダクトを提供したい」
コロナ禍からの回復が見えてきた観光業。しかし、全国的な問題も。
音更町十勝川温泉観光協会 窪 浩政さん:「従業員も少ないというのが慢性的に続いている」
コロナ禍での休業などで従業員や委託業者が減少しています。
十勝川温泉では、客足が回復しても人手不足のため客室を一部使わない施設が出てきているといいます。
音更町十勝川温泉観光協会 窪 浩政さん:「(コロナ禍の)2年間、現場を離れてしまうと、なかなか戻ってきづらい状況になるのかなと思います」
新型コロナでダメージを受けた観光地をどのように立て直すのか。現場では模索が続いています。
全国旅行支援で北海道にぎわう「タダみたい」 豚丼! 1人用露天風呂! スキーリゾート! 一方で懸念も (22/11/12 17:00)
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