北海道札幌市東区で納骨堂を経営する宗教法人が実質的に経営破綻した問題で、納骨堂の権利を取得した不動産会社が会見を行いました。
納骨堂を競売で落札した不動産会社の社長:「誹謗中傷、叱咤。これしか届いていません」
不動産会社の口から出てきたのは、行政への不満と納骨堂存続の困難さ、絶えない誹謗中傷への憤りでした。
札幌市東区の納骨堂「御霊堂元町」は運営している宗教法人「白鳳寺」が実質的に経営破綻し、11月21日に建物の引き渡しの強制執行が行われます。
責任者とは連絡が取れず、遺骨を引き取れない状況が続いています。
そうした中、納骨堂の土地と建物を競売で落札した札幌の不動産会社が緊急の会見を行いました。
落札した札幌の不動産会社:「白鳳寺が占有している状況が続き、2か月を超えています。家賃滞納が500万円以上ある状況。白鳳寺の許諾なしに弊社の都合で鍵を開けることは、民法上の『自力救済の禁止』に該当するため、現在は行政命令を待っている状況です」
不動産会社によると、10月24日から納骨堂の責任者と連絡が取れなくなり、中に入れない状態だといいます。
遺骨の引き取りについて、札幌市と不動産会社が協議する場は。
落札した札幌の不動産会社:「残念ながら一度も連絡がきていません。行政が虚偽の報告をしているのは、当社としても非常に驚いている」
不動産会社は、納骨堂の運営を継続するために宗教法人「白鳳寺」を引き継ぐことも検討しています。しかし、約1億8000万円の債務を引き継ぐことになるなどハードルが高いといいます。
落札した札幌の不動産会社:「利用者から損害賠償請求とか慰謝料、逸失利益について問いただされる立場になる。利用者を救済したい思いで承継したその日に、寝首をかかれる状況に陥る。ぜひ、ご理解していただきたい」
会見を告知した張り紙に落書きされ、SNSなどで誹謗中傷を受けていることに対し法的措置も考えているといいます。
落札した札幌の不動産会社:「侮辱罪と名誉棄損罪で訴える相手を検討しています。利用者が無念だと思うし、傷心していると思う。その怒りや無念をなぜ当社にぶつけてくるのか、なぜいたずらをするのか」
突然の納骨堂閉鎖により困惑する利用者、そして不動産会社。トラブル解決の見通しはいまだ見えてきません。
閉鎖の納骨堂 競売で落札した不動産会社が会見…事業継承検討も困難 “誹謗中傷”や”落書き”に悲鳴 (22/11/07 19:45)
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