10月3日未明、国の重要文化財である「北海道庁赤れんが庁舎」に隣接する建物で火事がありました。
庁舎への延焼はありませんでしたが、一般公開を控えていた見学施設が燃えました。
激しく噴き出す真っ赤な炎。炎は建物内部だけではなく屋根の上にも。
さらに上空を覆うように、黒い煙が立ちのぼります。
10月3日午前0時半ごろ、近くに住む男性から「北海道庁の方から煙が出ている、焦げ臭い」と119番通報がありました。
火事があったのは札幌市中央区北3条西5丁目の北海道庁旧本庁舎、通称「赤れんが庁舎」の隣に建てられた施設でした。
熊坂 友紀子 記者:「火事があったのは、『赤れんが庁舎』のシンボル『八角塔』が間近で見学できる見学施設だということです」
目撃した人:「びっくり。札幌駅の前で。奥の方からオレンジの火が燃え上っている感じ。かなり焦げ臭かったので、火の勢いが強かったのではないか」
この火事で3階建ての建物の3階部分150平方メートルほどが焼け、火は約2時間半後に消し止められました。
この火事でケガをした人はいませんでした。
石川 広大 記者:「警察や消防などが調査のために現場に入ります」
午前10時ごろから警察や消防などが現場の状況を調べましたが、火が出た原因はまだわかっていません。
市民からは不安の声が上がっています。
近くで働く人:「何が原因だったんだろうと考えて、ちょっと怖いなと思った」
近くで働く人:「道民のシンボルみたいなもの。心配です」
134年前に建てられ、国の重要文化財に指定されている「赤れんが庁舎」。
老朽化が進み、耐震対策などのため改修工事が進められていました。
8月には庁舎を象徴する「八角塔」の屋根の部分が取り外されました。
今回火事があったのはそれが保管されていた仮設の見学施設で、10月上旬には一般公開される予定でした。
北海道によりますと、すでに施設には電気が通っていたということです。
出火の約2時間前の2日午後10時に警備員が見回りをした際には、異常は見当たりませんでした。
また、消防によると施設は施錠されていたということです。
石川 広大 記者:「作業員が『八角塔』に幕のようなものをかけていきます」
この火事による「赤れんが庁舎」への延焼はなく、「八角塔」の被害も確認されていません。
北海道のシンボルともいえる「赤れんが庁舎」に迫った火の手。
警察と消防が火が出た原因を詳しく調べています。
火災があった施設は、現在改修工事中の「赤れんが庁舎」に隣接する仮設の見学施設です。
補修のために取り外されていたシンボルの「八角塔」の屋根部分を保管していて、新しい板金で葺き替える予定でした。
建物は3階建てで、1~2階部分が吹き抜けになっていて「八角塔」の屋根部分を展示。間近で見学できるようになっています。
3階には「赤れんが庁舎」の歴史に関する資料などが展示されることになっていました。
この3階部分から出火したとみられています。
見学施設は10月上旬から一般公開される予定でしたが、火事の影響で延期される見込みです。
【炎上】重要文化財「北海道庁赤れんが庁舎」 未明に隣接の見学施設から出火 間もなく一般公開のはずが… (22/10/03 19:30)
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