医療崩壊寸前とも言われた北海道旭川市。ようやく出口が見えてきました。
災害派遣で旭川市に派遣され医療支援に当たっていた陸上自衛隊が、間もなく活動を終え撤収します。
自衛隊の派遣はひっ迫していた旭川市の医療体制を立て直す「力強い支援」となりました。
丸山 俊介 カメラマン:「自衛隊の看護官らが吉田病院に到着しました。きょうが最後の支援の日です」
災害派遣で旭川市内の病院で新型コロナウイルス患者の治療支援に当たっている陸上自衛隊は、12月21日夕方で撤収することが決まりました。
派遣されていた看護官らは200人以上が感染した「吉田病院」や、100人以上が感染した重度の障害者施設「北海道療育園」で、8日から医師のサポートや、患者の健康管理などを担いました。
一緒に活動した災害派遣医療チームDMATの近藤医師は自衛隊の派遣は力強い支援だったと振り返ります。
DMAT事務局 近藤 久禎 次長:「(吉田病院は)自衛隊の支援を得て、人的資源に対して、適正な患者の数が確保され、出口(収束)に向けて力強く歩むことができた。(療育園は)支援が非常に難しい中で職員に過度な負担をお願いしないといけない。そういう中で自衛隊が入ってきて、心の支え含め力強い支援になった」
旭川市では21日1人が死亡し、新たに「旭川厚生病院」で1人、北海道療育園で2人など、合わせて4人の感染が確認されましたが、新規感染者は減少傾向となっています。
また、看護師などの確保の目途が立ったため、北海道などで延長しないことを決めていました。
DMAT事務局 近藤 久禎 次長:「いまだに病床の確保と患者の数は非常に難しい状態が続いている。4つの(基幹)病院の頑張りで、年を越せる体制は整いつつあるのかな」
一方北海道内では、20日から21日にかけて札幌などで合わせて8人が死亡しました。北海道内で死者が確認されるのは44日連続で、合わせて394人となりました。
また新たに札幌で60人、胆振地方で22人、十勝地方で13人など、合わせて109人の感染が確認されました。
札幌市内で新たなクラスターは確認されていませんが、手稲区の「札幌田中病院」や「有料老人ホーム」などで、新たな感染者が確認され、集団感染が拡大しています。
「心の支え含め力強い支援に」旭川市に派遣 自衛隊撤収へ 8人死亡109人感染北海道 (20/12/21 19:30)
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