新型コロナ患者 当初受け入れず…
声) 旭川医科大学 吉田 晃敏学長(11月17日):「コロナを完全に無くすには、あの病院が完全に無くなるしかない」
これは11月17日、旭川医科大学で行われた会議の音声データです。発言しているのは吉田晃敏学長で、「あの病院」とは11月6日にクラスターが発生した旭川市の吉田病院のことです。
声) 旭川医科大学 吉田 晃敏学長(11月17日):「吉田病院があるということ自体が、ぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅとコロナをまき散らして…」
吉田病院でクラスターが発生した後、旭川医大病院など旭川市の5つの基幹病院の病院長たちが集まり各病院で患者を受け入れることを確認しました。しかし、その後旭川医大病院だけが患者を受け入れない状態が続いたのです。一体何があったのでしょうか?病院のトップ、古川博之病院長を直撃しました。そこで明らかになったのは?
旭川医大 学長の発言が波紋…
声) 旭川医科大学 吉田 晃敏学長(11月17日):「コロナを完全に無くすには、あの病院が完全に無くなるしかない。吉田病院があるということ自体が、ぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅとコロナをまき散らして…」
旭川市の吉田病院でクラスターが発生した当初、5つの基幹病院のうち、旭川医大病院だけが患者を受け入れないという状態が続きました。なぜ、このような事態が起こったのでしょうか?
荒川健太郎記者:「Q吉田学長からどのように言われた?」
旭川医科大学病院 古川 博之 病院長:「(新型コロナ患者を)受け入れるなら、(病院長を)やめてくださいと言われた。11月8日に5つの病院・医師会の会議があった。患者を受け入れようとなったが、学長の方針で受け入れないとなった」
患者を受け入れないという方針は病院トップの古川博之病院長ではなく、大学の吉田晃敏学長の判断だったというのです。
もともと旭川医大病院は重症者を受け入れる役割でした。この時点で重症者はいませんでしたが、5つの基幹病院の病院長申し合わせ後も患者を受け入れなかったのは、学長が院内感染のリスクを危惧したからだとみられています。
荒川健太郎記者:「Q受け入れなかった理由は?」
旭川医科大学病院 古川 博之 病院長:「理由はよくわからない。説明はしたつもりではある。クラスターは全ての病院であたらないと難しいと想像できるので、そのあたりが理解して頂けなかった」
さらに、この問題の背景には…。
旭川医療センター 西村英夫院長:「大学の体制だから難しい。病院長がすべての権限を握っているわけではない」」
旭川医科大学の関係者:「ちょっと問題あるかな」
旭川医科大学の関係者:「(学長の対応は)学生は模範と思ってないでしょう」
新型コロナウイルスの感染拡大が続き医療崩壊の危機が指摘される中での異例の事態に旭川市民は…。
旭川市民:「良いことではないと思う。医大が助けてくれなかったら…。みんなで助け合う形にしないと」
発言の真意とは…文書を発表
旭川医大の吉田晃敏学長は「吉田病院がなくなるしかない」などの発言の経緯について、文書を発表しました。
この中で旭川医科大学の吉田晃敏学長は「吉田病院の閉鎖などを望むことを意味するものではありません。病院内で治療した上で、患者の回復を待つのも一つの方法ではないかとの考え方を述べたものです。しかしながら、発言を聞いた方が不快に思われることは間違いなく、不適切な発言であったと深く反省しています」とコメントしました。
発言の波紋が広がる中、今後どのように医療機関が連携して感染拡大を防いでいけるか問われています。
今回の事態について、文部科学省国立大学法人支援課は「現在、事実確認を進めている段階。今後、結果を踏まえて対応を検討していきたい」としています。
背景に何が "医療ひっ迫"の旭川市 新型コロナ巡り旭川医科大学の学長発言が波紋… (20/12/21 20:30)
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