札幌市北区の拠点としていま、篠路地区でも再開発が進んでいます。
幕末の時代に開拓が始まった篠路地区。どんな変化をとげていくのでしょうか?
歴史的な建物が数多く残されている札幌市北区の篠路地区。
今から約160年前、江戸幕府の時代に開拓が始まりました。
駅前では区画整理が進み、戸建て住宅の需要も高まっています。
歴史の古い町が新しさを取り入れ、どのように変わっていこうとしているのか、取材しました。
8月、札幌市北区の篠路駅前で開かれたイベント「シノロリビング」です。
キッチンカーが出店し、特設ステージでは小学生ドラマーが華麗なスティックさばきを披露。
実はこのイベント、篠路駅周辺の賑わい作りを目的とした札幌市の社会実験なんです。
札幌市 まちづくり政策局 吉原 康次さん:「みなさんの集まる空間を実験的に作って、将来の街づくりに生かしていきたい」
JR篠路駅は一日約6000人が利用。篠路地区は交通の利便性が高いエリアです。
拓北、あいの里、太平、百合が原のちょうど中間に位置していて、札幌市北区で地域交流の拠点としても期待されています。
インフォメーション・システム・キャビン 志田 真郷さん:「一つの若い層だけを呼び込むというよりは、いろんな世代が入ってきていろんな世代の交流が進む。街全体の活性化が図れる」
篠路地区は今から約160年前、幕末の時代に開拓が始まった、札幌市でも歴史の古い町の一つです。
赤レンガや札幌軟石でつくられた古い建物が数多く残されています。
しかし、一方で古い街づくりがこの地域の足かせにもなっています。
鎌田 祐輔 記者:「東西を移動するため重要なのがこちらの踏切です。ただ車が集中してしまうため、いつも混雑しています」
篠路地区は鉄道で東西が分断され、一部の踏切に交通が集中してしまうのです。
さらに…。
鎌田 祐輔 記者:「こちら篠路駅前ですが、マンションや住宅が中心となっていて、買い物をする施設はまったくありません」
札幌市は、2013年に駅前広場の整備や鉄道の高架化を決定。
2031年度までに完了したいとしています。
また、駅の東側の市有地にレジャー施設や医療・福祉施設などを誘致したい考えです。
「倉庫を生かして」「倉庫の雰囲気を残したレトロカフェがほしい」
市の実験イベントの会場では、住民の願いが掲示板に貼られていました。
住民 : 「子どもたちが喜ぶようなものをつくって、おじいちゃん・おばあちゃんも隣でパークゴルフやったりできたらいいんじゃないかな」
住民 : 「開発は望んでいるが、あまりにもスローなのが欠点」
篠路地区は約6割が「戸建て住宅」。札幌市中心部の地価高騰や新型コロナの影響で、戸建て住宅の需要が高まっていることも篠路地区への注目につながっています。
インフォメーション・システム・キャビン 志田 真郷さん:「都心の喧騒とか密を避け、郊外に行く。リモートワークができる広い間取りや子育ても安心できるという意味で、どちらかというと戸建て住宅への着目が広がっている」
幕末の時代に開拓が始まった篠路地区。「古い」建物を生かした「新しい」街づくりの形が篠路地区から見えてくるかもしれません。
幕末に開拓始まった"古い街"が"再開発" 変化する札幌市北区「篠路」 古い建物を生かした街づくりへ (22/09/15 19:30)
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