北海道知床半島沖で、26人を乗せた観光船が沈没した事故からまもなく5か月。
国後島とサハリンで発見され、ロシア側から引き渡された3人の遺体は身元が確認され次第、家族に引き渡されます。
死者15人、行方不明者11人を出した、観光船「KAZU1(カズワン)」が知床沖で沈没した事故から141日が経った9月10日。
約400キロ離れたロシアのサハリンから3人の遺体を引き取り、巡視船「つがる」が小樽港に戻ってきました。
水上 孝一郎 記者:「午前8時40分です。巡視船つがるの横に、遺体を運ぶための車がとめられました」
遺体が納められた棺を乗せた海上保安庁の車は、午前9時過ぎ、職員が敬礼をする中、港を後にしました。
3人の遺体はロシア側の調べで、甲板員の曽山聖さんと北見市の20代の女性、50代の男性とみられていますが、改めて海上保安庁でDNA鑑定を行います。
正式に「KAZU1(カズワン)」の乗船者とわかれば、事故の死者は18人、行方不明者は8人となります。
国後島で女性と曽山さんの遺体が発見されたのは2022年5月。サハリン南部で男性の遺体が見つかったのは6月。
日露中間ラインの海上で、ロシア側から海保の船が遺体を引き取る案などもありましたが、両国間の遺体引き渡しに関する規則がないため、時間を要しました。
8月23日、ようやくサハリン南部のコルサコフ港で引き渡すことがきまり、9月10日小樽港に到着しました。
第一管区海上保安本部 川越 功一 次長:「北海道警の協力を得て、あらためて身元を確認するためのDNA鑑定を行い、できるだけ早く家族のもとにかえせるよう、引き続き全力をつくす」
関係者によりますと、3人の遺体のDNA鑑定は道内の大学施設で行われ、早ければ数日中に結果がわかる見通しです。
遺体の身元がわかり次第、家族に引き渡されるということです。
(KAZU1(カズワン)の「ワン」は正式にはローマ数字」
"早ければ"数日中に身元判明か 沈没から141日…3人の遺体 改めて海保でDNA鑑定 知床観光船 (22/09/12 18:45)
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