親切心につけこんだ、卑劣な詐欺。北海道函館市で70代の女性が5900万円をだまし取られました。悪質な詐欺に遭わないため、どうしたらいいのか、女性の証言から考えます。
被害女性:「老後のための施設の入居費用にしようとしていた」
こう語るのは、函館市在住の70代の女性。老後資金として貯めていた5900万円もの大金をだまし取られました。これは2022年、北海道内で起きた詐欺事件の被害としては、最高額です。
きっかけは、2022年6月中旬に不動産会社を名乗る人物からの電話でした。
男:「新しく建設される老人ホームに入居する気はないか、入居する気がないなら、その施設に入りたいという人がいるので、あなたの名義を貸してほしい」
女性は親切心からこの相談に同意してしまいました。
被害女性:「入居したい人が安心して暮らせる。親切心というんですか、それに漬け込まれたということですよね、そこで断れば良かったのに」
すると数日後…。今度は弁護士を名乗る人物から電話が。
男:「名義を貸すことは犯罪だ。罪に問われないためには現金が必要である」
脅しともとれるこの発言に、焦ってしまった女性は、すぐさまATMに向かったといいます。
被害女性:「お金おろして送りましたからね、最初、それこそコンビニから段ボールに詰めて」
女性は宅配便で、現金数百万円ほどを送るよう電話で指示され、東京都内のマンション宛てに送りました。しかし、要求はエスカレートしていきます。
金が足りないと思った女性はさらに追い込まれていきました。
被害女性:「解約ですね、生命保険の解約、定期預金の解約」
保険や定期預金も解約し、最終的に10数回に渡って現金を送付するはめに。被害総額は約5900万円までふくらみました。
被害女性:「(Q:自分の持っている資産の何割だまし取られた?)全部です」
1人暮らしの女性は、近くに家族が住んでいましたが、迷惑をかけたくないという思いで相談できずにいました。
女性は1人で抱え込まないことの重要性を訴えます。
被害女性:「誰かに相談する、話しをする、そして人の意見を聞く、1人で考えない」
また警察は、不審な電話があったら周囲に相談することや、相談ダイヤル「♯9110」への電話を呼びかけています。
「親切心につけ込まれた…」最多"5900万円"詐欺の被害女性が語る"後悔"と"手口"と防御策 北海道 (22/09/12 19:20)
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