8月、東京・渋谷で女子中学生が親子を刺し重傷を負わせた事件。
少女は自分の母親に不満を持っていたとみられています。
子どもたちが抱える悩みと大人の向き合い方を取材しました。
8月20日、東京都・渋谷区で親子2人が包丁で刺され重傷を負った事件。
逮捕されたのは、埼玉県に住む中学3年生の少女でした。
「母親の嫌いなところや性格に自分も似てきていることが許せなかった。予行練習のために2人を刺した」
中学1年の3学期から不登校になったという少女。
不登校などの現状に詳しい専門家はこう話します。
北海道教育大学大学院 学校臨床心理専攻 斎藤 暢一朗 准教授:「“学校に通えてないから殺人的な事件を起こす”と結びつけてはいけない。仮に学校に行けない状況になっても支える場があるので、専門的な支援機関にアクセスをしてほしい」
子どもとの関係でいま何が求められているのか…。
チャイルドラインほっかいどう 田辺 毅彦 代表:「(Q:どういう悩みが多い?) 学校のこととか家庭のことですね。自分の生活範囲の問題について相談や悩みを聞いてという電話が多い。相談できない子どもたちの方が多いような気もする」
20年以上、子どもの悩みと向き合ってきた支援団体の代表は現状をこう語りました。
実際に札幌市で子どもたちに悩みを聞いてみると…。
中学生:「進路ですかね、すごい勉強難しいから大変ですね」
中学生:「姉がいるんですけど、(姉の)受験のことで家庭内がピリピリしている」
中学生:「(親には)良いことしか言わないようにしています。嫌なことがあったら友だちに相談するけど親にはあんまり話してない」
では、保護者側は。
高校1年生の保護者:「(悩みは把握している)つもりですけど、常に会話するように心掛けている」
中学2年生の保護者:「時間的に学校から帰ってくるのも遅いし、帰ってきてからも塾に行ったり習い事とかで話をする時間ってあまりない。(悩みは)わからないです。言わないし、あるかないかもわからない。家では明るくいるし学校の話もする。こういうこと悩んでいるとか聞いたことない」
子どものいまの気持ちをすべては把握できていないという声が多く聞かれました。
子どもの本音を把握しにくいことについて斎藤 准教授は。
斎藤 准教授:「親との関係よりも同級生や同年代のつながりを大事にするので、横のつながりの情報や言葉の使い方やSNSなどで親とあえて距離をとる(年代でもある)」
では、保護者はどのように接すれば良いのでしょうか?
チャイルドラインほっかいどう 田辺 毅彦 代表:「常に子どもたちに『いつでも聞くよ』という態度を見せることが大事。本当に困っていたら子どもたちも相談してくれるのでは」
繊細で本音はなかなか伝えにくい子どもたち。
多感な時期でも安心できる環境づくりを大切にしていきたいですね。
「親に相談しにくい」子どもの“悩み” 知ってますか? 親への不満原因とみられる事件も… どう向き合う (22/09/09 19:30)
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