北海道札幌市中心部を対象とした、「客引き防止条例」が全面施行されてから2か月がたちました。
札幌市中央区の繁華街「ススキノ」はどう変わったのか。これを機に、客引きをやめたという店の従業員に話を聞くことができました。
客引きをやめた飲食店の従業員:「客引きをやっている店は自己責任。わかっていて客引きをしているので、早くやめた方がいいと思う」
以前は客引き行為を行っていた飲食店の従業員です。条例の施行を機に、客引きをやめました。
客引きをやめた飲食店の従業員:「店も罪に問われるという条例なので、客引きを使うのはやめた。客引きに対して支払うバックマージンがなくなったので、店の利益は変わらなかった」
2022年7月に全面施行された「客引き防止条例」。札幌市内の北8条通から南7条通、創成川通から西7丁目通のエリアでは、客引き行為などが禁止されています。特に南3条通より南側は、自分の店舗の前も含めた全面禁止区域となっています。
沼田 海征 記者:「札幌市の客引き防止条例の全面適用から2か月がたちました。眠らない街ススキノに、徐々に人が戻ってきています」
果たしてススキノでは、客引き行為はなくなったのでしょうか。週末の午後8時ごろ、街の様子を見てみると。
沼田 海征 記者:「キャッチでしょうか、通行人を呼び止めて何やら話し込んでいますね」
交差点で長時間立ち止まり、通行人に声をかける人たち。同様の姿を10人ほど確認することができました。客引きは減っているのでしょうか。
北海道民:「あまり変わっているイメージはない。もう少し行った場所では平気でキャッチをしている」
北海道民:「ホストクラブや居酒屋などで、歩いていると客引きされる。条例が施行されたが、あまり変わっていない気がする」
客引きをやめる店がある一方で、依然として続く客引き行為。なぜ、無くならないのでしょうか。
客引きをやめた飲食店の従業員:「客引きを使っている多くの店舗は、それによる収益がメインになってしまっている。それが無くなってしまうと、店の営業を維持するのが難しい」
客引き行為を行う人や事業者が、指導や勧告、命令に従わない場合は、氏名の公表や5万円以下の過料が科されます。
札幌市 区政課 奥木 貴史 課長:「客引き行為自体は相変わらずある。巡回指導を続けながら、ねばり強く指導していきたい」
9月9日から始まるイベント「さっぽろオータムフェスト」を前に、警察による大規模な取り締まりも行われました。
北海道警 薄野特別捜査隊 渡邊 慎太郎 隊長:「人出の増加に伴って、客引きなどの活動も活発になる。警察による活動を行って被害の防止に努めたい」
なかなか根絶できない客引き行為。いたちごっこが続きますが、店側の意識が変わりつつあるのも事実です。
客引きをやめた飲食店の従業員:「ススキノの怖いイメージをなくす。危ない場所だと思う人もいるので、気軽に来やすい街になってほしい」
"客引き防止条例"全面施行から2か月 ススキノは今…客引きやめた飲食店の従業員が証言 何が変わったか (22/09/05 19:20)
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